昔、ラジオ放送で全米がパニックにおちいりました。
<初期治療>
ー術前内分泌療法 その1ー
1.タモキシフェン
局所進行乳がんに対する
タモキシフェンの術前療法は
奏効率 41~48%であった。
pCR(病理学的完全奏効)率は低く1~8%程度である。
47人の高齢者(平均年齢72歳)を対象にした試験では、
治療期間6ヶ月で奏効率47%であり、
乳房温存手術が可能であったのは5人であった。
2年、5年生存率はそれぞれ83%,59%であった。
効果は緩徐であり、
不応であると判断するには、
少なくとも3~6ヶ月の治療期間が必要であった。
”乳がん診療ガイドライン2010 薬物療法” より抜粋引用
術前のホルモン療法は、
まだまだ発展途上ですね。
しばらく術前ホルモン治療について、
続いていきます。
この治療は、 治療効果の判定に時間がかかり、
一般的には、まだ安易におこなうべきではなく、
大学病院においてか、臨床試験として
おこなうべきものです。
ひょっとして台風が近づいてますか?
風が強いですけど・・。
なんだか最近、
社会的な情報収集能力が落ちています。
テレビも見ない。
ラジオも聞かない生活。
皆様からの情報だけで、
私は生きています。
だから、
今私にデマを流せば、
一瞬にして信じ込みます。
そう、アメリカ中を震撼させパニックにおとしいれた、
ラジオドラマ”宇宙戦争”のようにね。
皆様もそうだと思いますが、
インターネットからの情報がどこまで真実なのか。
時々分からなくなります。
では、
テレビやラジオの情報が真実かというと、
そこには宣伝的な要素も入ってきます。
あれあれ?
じゃあ、
いったい何を信じればいいの?
”自分”
ですか?
そうかもしれません。
まずは、
自分を信じること。
自分の、
可能性を信じること。
可能性は、
無限であることを信じること。
そういう境地まで、
気持ちを持って行くことができれば、
ちょっとぐらい情報不足でも、
乗り切れるかもしれない。
でた!
超、ポジティブ!
でもやっぱりきちんと社会勉強してね!
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緩和ケアチームのページ
まもなく更新します。
yassu先生こんばんは。
一つ前で紹介された本が気になる私です(^^♪
ところで、私は術前ホルモン療法(ノルバデックスとゾラデックス)をしたのですが、あまり推進されない治療だったのですか?
>一般的には、まだおこなうべきではなさそうです
このくだりを見て、少し悲しくなってしまいました(;_;) って大げさかな?
主治医の言い方で言えば、私はエストロゲンはいっぱいでプロゲステロンは中くらいなんだそうです。
約4ヶ月のホルモン療法で、1センチの腫瘍は大きさは変わらずでした。しかも当初転移は無いだろうと思われていたのですが、センチネルリンパ生検で1箇所5ミリほどの転移がありました。
(HER2強陽性で、悪性度3だから?)
卵巣がんの疑いもあった為、おそらくはそちらの手術を優先させるための、主治医なりの選択だったのかもしれませんが・・・。そちらは良性の腫瘍だったんですけどね。
卵巣の手術の翌月に、乳がんの手術をしました。
自分の通ってきた道に後悔はないし、再発するとは思ってないので、まぁいいか!って感じですが(^_^;)
yasuu先生のブログは心が温まってとても好きです。
忙しいと思いますが、ご自愛なさって下さいね。
yasuu先生、こんにちは。
フォーラムについて丁寧なお返事をいただきありがとうございました。
たしかに先生と何度か視線が合っていると思っていましたし、先生が皆さんひとりひとりに語りかけるようにお話されていたのも伝わっていました。
術前ホルモン療法については、別のシンポジウムでお話を聞いたことがあります。タモキシフェンの効果について。ER+Her2-のグループにはホルモン療法が有効ではないかという考え方があるとのこと。
まだまだ検証の余地があるのでしょうが、有効な治療になるといいな・・と思います。
さて、乳がんとは関係ないのですが質問させていただきたく、お願いにあがりました。
今日、職場で女性スタッフが突然倒れました。意識はあったものの顔色が悪く、息が荒く苦しそうでした。少し痙攣しているようにも見えました。
倒れた状態からできるだけ動かさずに衣服をゆるめ、手持ちの上着を掛けてあげ、その間に救急車を呼んでもらいました。
声をかけながら、脈をとると少し早目でした。
救急隊の方が到着し、どうやら過呼吸が出ているとのことで病院へ。
その後回復し事なきを得ました。
このような咄嗟の場合、私たち周囲の者ができること、やっておいた方がベターなこと、逆に避けた方がよいことなど、一般的なことでいいのでお教えいただければと思います。
スタッフを預かる立場におりますので、こういった心得も必要だと、本日は実感致しました。
倒れている傍にいながら、ふとyasuu先生のことが頭をよぎりました。
救命救急にも携わっておられる先生に教えていただければ・・・と思いました。
お忙しいところわがまま言って申し訳ありません。
急ぎませんので、どうぞよろしくお願い致します。
able様 from yasuu
ご訪問どうもありがとうございます。
そうでしょ?
フォーラムでは目があっていたと思います。
過換気症候群。
人混みで、パニックをおこした方が、発症する病気です。
「はあはあ」
呼吸を頻繁にしすぎて、
体内の二酸化炭素が減ると、
意識がもうろうとし、手足がしびれ、
倒れてしまいます。
この場合には、
体内に二酸化炭素を戻してあげれば良いのです。
明らかに手足がしびれて、
「はあはあ」
している方をみたら、
paperbag法といって、
口に紙袋をあてて、
ゆっくり呼吸をさせてあげれば良いのです。
自分の吐いた息をまた吸い込むことによって、
二酸化炭素が徐々に体内に戻ってきます。
また、ご質問がございましたら、いつでもどうぞ。
お待ちしております。
yasuu
yasuu先生、こんにちは。
早々にお返事いただき本当にありがとうございます。今後同じような場面に出会ったら、落ち着いて対処(ペーパーバッグ法ですね)できるようにしたいと思います。
フォーラムの日の午前中に受けた定期検査(肺レントゲン・腫瘍マーカー・エコー)の結果も無事クリアできました。
猛暑が続いていますが(私の町は連日38度・・)元気に仕事頑張りたいと思います。
先生もお忙しい日々、ご自愛くださいますよう。
丁寧なご説明をいただき、ありがとうございました。
able様 from yasuu
こんばんは。
またわからないことがございましたら、
いつでもおいでくださいね。
私に分かることでしたら、おつたえいたします。
これからもよろしくお願い申し上げます。
yasuu