乳癌検診応援ブログ
諦めない女性を 外科医 高橋 保正
が応援します

ちょっと、休んでいい?

2010年07月09日
257PV

さあ、基本からまたやるから、がんばってついてきてね!

<乳がんの疾患概念>

19世紀後半から近代医学的手法を用いた乳がん治療が開始された。

当時は、乳がんは局所疾患(local disease)と考えられていたため、

原発病巣およびその周辺を広く切除することが、治療達成のためには

必要と考えられていた。

その後も長きにわたり、

乳房、両胸筋(大胸筋と小胸筋;yasuu注釈)、腋窩リンパ節、神経を含む軟部組織を一塊として切除する術式が、

「定型的乳房切除術」とされた。

1970年代以降、様々な研究結果から、

乳がんの多くは、診断時にはすでに遠隔転移を伴っているが、

いかなる手段を用いても検出し得ないため、

「微小転移(micrometastasis)」という概念が定着し、

乳がんは全身疾患(systemic disease)であると考えられるようになった。

局所疾患か、全身疾患か、

現実の乳がん患者のありようは、この両極のあいだに連続的に分布すると考えられている。

微小転移は、時間の経過とともに分裂、増殖し、

臨床的に検知しうる遠隔転移病巣を形成する。

また、局所治療ののち、局所、領域に残存するがん細胞の分裂、増殖の結果

局所再発病巣を形成する。

”乳がん診療ガイドライン2010 薬物療法” より抜粋引用

本当の基本に帰りました。

最近は、根本的なご質問もお見受けしますので原点に帰ります。

誰もが乳がんのことを知る必要があります。

男性であろうと、女性であろうと。

ご自分のために、ご友人のために、

愛する人のために、患者様のために。

どうか、いっぱい勉強してください。

知識は身を助けます。

無知は身を滅ぼします。

毎日少しずつ少しずつでよいので、御一緒にがんばっていきましょう。

今、大雨が降ってきました。

救急外来も雲行きが怪しいです。

今日は緊急手術の香りがぷんぷんします。

ほらね。

今、電話がかかってきましたよ。

じゃあ、行ってくるね。

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