乳癌検診応援ブログ
諦めない女性を 外科医 高橋 保正
が応援します

おばあさまと抗がん剤。

2010年02月03日
241PV

抗がん剤を御希望されれば年齢は関係ありません。

<ご質問>
腫瘍マーカーの役割は?
<お答え>
乳がんの腫瘍マーカーは、再発したり全身に広がった乳がんに対して治療が効いたかどうかを判断するために、よい指標となることがあります。
また、血液を調べるだけで簡単に検査できるので、再発の治療中は定期的に検査をして、治療効果を確認したり次の治療を検討したりする際に参考にします。
なお、腫瘍マーカーの数値の高低にも意味があるものではなく、高いからといって何かが悪いということをしめしているわけではなく、あくまでも変動をみて治療の効果や病状の変化を知るためのものです。
“患者さんのための乳がん診療ガイドライン 2009年版” 日本乳癌学会編
金原出版株式会社 より抜粋引用

いくつになっても病気とまっすぐに闘いたいと思う方は、多いです。
中でもホルモン治療が効きにくいタイプの乳がんの場合には、
抗がん剤を選択せざるを得ない場合もございます。
その時に、
「もうあたしゃ長くないんだから大丈夫だよ。」
とおっしゃるおばあさまも確かにいらっしゃいます。
そして、
「もっともっと元気でいたいから抗がん剤をやってください。」
そうおっしゃるおばあさまもいらっしゃいます。
皆さま、それぞれ価値観もちがいますし、
今まで生きていらした環境も違います。
でも、誰もがのぞんでいること。
それはしあわせです。
抗がん剤によりしあわせが手に入ると感じればしたほうが良いし、
抗がん剤で不幸になると思えばやめれば良いし・・。
抗がん剤は、人に押しつけられて嫌々やることではありません。
また人から、
「やめたほうがいいよ。」
と言われて影響を受けることではありません。
どうぞ年齢に関わらず、
御自分のしあわせについてよくお考えになって進むべき道をお決めくださいね。
確かに。
人それぞれしあわせの形はちがうもんね。
「私のしあわせの形は私自身が決めるわ!」
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