乳癌検診応援ブログ
諦めない女性を 外科医 高橋 保正
が応援します

失われたプライド。

2010年02月08日
216PV

様々なところでプロ意識の欠如がみられるようになってきました。

―家族性乳がんの最新知見―  その4
<日本人乳がん卵巣癌症例を対象とするBRCA1/2遺伝子検査>
BRCA1/2遺伝子検査の実施に関する同意の取得と遺伝子検査の実施はすべて遺伝カウンセリング外来で行われた。
男性4名、女性131名、合計135名が受診し、遺伝子検査の前後に平均3.36回の遺伝カウンセリングが実施された。
発端者を含め合計2,242名の血縁者の家系情報が解析され、1家系あたりの血縁者の総数は平均16.6名であった。
BRCA1/2遺伝子検査が行われた135例中36名(26.7%)で蛋白質合成の中断を伴う病的変異が認められ、その内訳はBRCA1遺伝子 17例、BRCA2 遺伝子 19例であった。
“これからの乳癌診療 2009-2010“ 監修:園尾博司先生 金原出版より抜粋引用

乳がんや卵巣がんの経験のある方の、4人に一人は遺伝子に異常が認められているという結果です。
これは逆に考えれば、遺伝子検査を前もってしておけば、4人に一人は発病を防げた可能性があるということかもしれません。
でも研究や統計のデータをそのままひっくり返して考えることは危険です。
あくまでも結果論なのですから。
あしたは海外の女性とのBRCA1/2遺伝子陽性率の比較です。
職人たちのプロ意識。
選手達のプロ意識。
技術者達のプロ意識。
専門職のプロ意識。
様々な分野でのプロ意識が元気ありません。
プロ意識とは一体なんでしょうか。
それはプライドであり、
自分の存在意義だと思います。
プロ意識を捨てることは、
自分の命を捨てたのと同じこと。
プロ意識を捨てて自分勝手な道を歩き出した結果、
職種によっては多くの方の命を危険にさらします。
自分の選んだ道。
その道を汚さぬように、
誇りを持って、
プロ意識をつらぬき通していきたいものですね。
今日は辛口トークですね。
でも急速に日本の信頼が失われてきている気がする・・。
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