乳癌検診応援ブログ
諦めない女性を 外科医 高橋 保正
が応援します

背筋がぞぞぞ。

2010年02月13日
354PV

見てはいけないものを見てしまいました。

―家族性乳がんの最新知見―  その9
<日本人乳がん卵巣がん症例を対象とするBRCA1/2遺伝子検査>
  **日本人におけるHBOC(遺伝性乳がん卵巣がん)とBRCA1/2遺伝子変異
本研究は遺伝カウンセリング外来を受診した乳がんあるいは卵巣がん症例を対象とする横断的研究であり、
さらに先行研究で報告されている非アシュケナージ系白人女性のBRCA1/2遺伝子変異の陽性率と比較可能となるようにデザインされている。
今回の研究で、
日本人のBRCA1/2遺伝子変異の陽性率は、遺伝的背景が同等であれば、
非アシュケナージ系白人女性に比べ約1.9倍高率という結果が得られた。
米国人女性の9人に1人が一生の間に乳がんに罹患し、
日本人では25人に1人程度とされているので、
生涯罹患率は米国人の方が約3倍高率と考えられる。
“これからの乳癌診療 2009-2010“ 監修:園尾博司先生 金原出版より抜粋引用

このように、日本人女性は遺伝子変異率が高いというデータがでています。
しかし、米国人に比較すると乳がんの罹患率は低くでています。
このデータを中心に考察すれば、
日本人の検診受診率 5%
米国人の検診受診率 70%
と大きな関連がありそうです。
まだまだ発見されていない乳がんが多いのではないか、
そう考えます。
乳がんを早期で見つける大切さをみんなで広めていきましょうね。
先週みなとみらいで研究会があったとき、
車窓からの美しい夜景に違和感を感じた。
何かがおかしい。
窓の外で何かが起きている。
見てはいけないものが見えている。
激しい胸騒ぎがした。
心拍数が跳ね上がる。
運転しながら、
「何だろなー、やだなー、やだなー。(稲川淳二さん風に)」
と思っていると、
「どん!(音に意味はありません)」
その違和感の原因が分かった。
ランドマークタワー全体が真っ黒な闇に包まれているのだ。
そう。
ランドマークタワー全館の照明が消えてしまっていたのだ。
高層階部分のホテルですら、一切の光を失っている。
明るいみなとみらいの夜景の中で浮かび上がるゴーストタワー。
何が起きているのだろう。
パトカーも消防車もマスコミすら来ていない。
人々にも動揺は見られない。
「みんなー、大変だよ。停電だよ!!」
大声で叫ぼうかと思った。
「落ち着け、落ち着け!」
「考えろ!考えろ!(ダイハードのブルース・ウィリス風に)」
ゆっくり周りを見渡しながら、気持ちをクールダウンさせ、
結局誰もが落ち着いて行動していたので、
「さ、勉強勉強!」
って研究会に向かいました。(あらあら)
その後、インターネットで知りました。
ランドマークタワー全館停電!
(ニュースへリンクしています。)
いけませんね。
しっかり情報収集しないと人はパニックになってしまいます。
横浜の人々には前もって広報されていたようですね。
やっぱり勝手な思いこみや、
一瞬の不安感で暴走してはいけないのですね。
正しい情報を落ち着いて入手すること。
それが大事なんですよ、みなさま!
おいおい。
まず人に言う前に自分でしょ。
しっかり落ち着いて情報を入手しなさいね。
ってクリックをお願いできますか?
blog ranking
より多くの方に乳がんについて知って欲しいからこちらもクリックお願いできますか。
にほんブログ村 病気ブログ 女性・婦人科の病気へ