先日スタッフが突然わたしに尋ねました。

―トリプルネガティブ乳がん (BRCA変異について)
basal-like乳がんは、
BRCA機能異常と関係するのではないかと考えられている。
PARP1 (poly ADP-Ripose Polymerase-1)は、
BRCA1とともにDNA修復機構の重要な役割を担っている。
このPARP1阻害薬は、
BRCA1/2変異を有する卵巣がんに奏効を認めた。
トリプルネガティブ乳がんにおける、
PARP1阻害薬の有効性が期待され臨床試験が始まっている。
“これからの乳癌診療 2009-2010“ 監修:園尾博司先生 金原出版より抜粋引用

通常、臨床試験の多くは、
大学病院やがんセンター、公立病院を中心に、
行われることが多いのです。
なかなか私たちのような私立病院に、
お声がかかることはありません。
でも最近は、
いろんな学会や会合に参加させていただいているので、
お声掛けしていただけることが多くなってきました。
そう。
一ヶ所にとどまって引きこもっていては、
患者様のお役に立てないのです。
あらゆる場所に神出鬼没してみんなを驚かす。
私のモットーのひとつです。
そうそう。スタッフに聞かれたこと。
「牛乳で乳がんになるっていう本があるのですが本当ですか。」
個人体験談がすぐにすべての方に通用するものではありません。
そして、自分の主張を通すために有利な論文を集めてくること。
これはよく行われている方法です。
もし、この“牛乳と乳がん”の関連をエビデンスを持った論文にするためには、
赤ちゃんの時から一切牛乳を摂取しないお子様と、
一定量の牛乳を与え続けるお子様とに分類し、
何千人あるいは何万人ものデータを一生とり続けないといけません。
それがエビデンスとなるための臨床試験の方法です。
特にこのような疫学的なデータを出すことは非常に困難です。
あまり一つの情報に惑わされないでほしい。
いつも皆さまが笑顔でいることを願っています。
「えー、じゃあこの本のここについては、どう説明するの!
適当なこと言わないでよ。
すごく説得力のあること書いてある本なんだから!」
yasuu 「でも、この本の著者もみんなを乳がんから救おうと、
一生懸命なんだよね。
だからみんなで口論したりケンカするのはやめようね!」
「はいわかりました。」
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