乳癌検診応援ブログ
諦めない女性を 外科医 高橋 保正
が応援します

今日はオールナイト!

2009年12月01日
339PV

オールナイトってことばは死語ですか?

<ご質問>
抗がん剤でうつになりますか?
<お答え>
抗がん剤の副作用としてうつが生じるという報告は、これまでほとんどみられていません。
しかし、抗がん剤治療中あるいは治療後にうつをはじめとする心理的な症状がでることはよく知られています。
特に治療中は、治療前からある痛みなどの症状、あるいは抗がん剤による全身倦怠感、吐き気、嘔吐、脱毛といった副作用に伴い、不安やうつがみられることがあります。
また治療後は、治療が終了したという安心感もありますが、一方で体力低下、嘔吐、手足のしびれなど身体的につらい状態が続いたり、治療が終了したということで医療スタッフと密な連絡がとれなくなることで逆に不安が高まり、うつが生じることもあります。
“患者さんのための乳がん診療ガイドライン 2009年版” 日本乳癌学会編
金原出版株式会社 より抜粋引用

確かに患者様にとっては病状が安定し、
「病院にあまり来なくて良いですよ。」
と言われることは、嬉しい反面、心細くなるようで
「寂しいからもっとこまめに来させてください。」
とおっしゃる方もいらっしゃいます。
その不安が強くなりすぎると、
うつ症状が強くでてしまうこともあります。
逆に、
「病院に来るとつらい気持ちがわき上がってきて治療ができない。」
という方もいらっしゃいます。
人それぞれです。
うつはコントロール可能な感情です。
気持ちが落ち込んでしまうとき。
是非主治医の先生にご相談くださいませ。
そして、
心療内科や精神科は、
決してこわいところではありません。
だれでも気軽にドアをノックして大丈夫なのですからね。
今外来が終了しました。
明日の講演会の最終準備にとりかかります。
明日は抗がん剤治療に関する報告です。
大変な内容なので、きっと今日はオールナイトです (T_T)
だから・・オールナイトは死語です!!
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