ATAC試験という臨床試験の結果に関する内容です。
時々取り上げている有名な試験ですのでご存じの方もいらっしゃることでしょう。

野口 眞三郎先生:最初にBuzdar先生から術後ホルモン療法の現状について概説をいただきます。
Buzdar 先生:まずATAC試験(Arimidex Tamoxifen Alone or in Combination)からお話しましょう。
ご存じのように一年前、我々は追跡期間中央値100ヶ月の成績を報告しました。
ホルモン受容体陽性患者において、DFS(無病生存率;yasuu注釈)は絶対差4.1%をもって、アナストロゾール(商品名:アリミデックス;yasuu注釈)が有意に良好であった。
再発(time to recurrence ;TTR)も絶対差4.8%
ハザード比(hazard ratio ;HR)は0.76
と、タモキシフェンの代わりにアナストロゾールを投与することでさらに4人に1人は再発を防止できる可能性があることが示されました。
“アロマターゼ阻害剤(AI)をめぐる最新報告 ―SABCS2008からー” 
「San Antonio Breast Cancer Symposium Round Table Meeting」
出演者:
大阪大学大学院医学系研究科 乳腺・内分泌外科 野口 眞三郎先生
MD Anderson Cancer Center Aman Buzdar先生
University of Newcastle John Forbes先生
杏林大学医学部 乳腺外科 井本 滋先生
熊本大学大学院医学薬学研究部 乳腺・内分泌外科学分野 岩瀬 弘敬先生
愛知県がんセンター中央病院 乳腺科 岩田 広治先生
独立行政法人国立病院機構九州がんセンター 乳腺科 大野 真司先生
東京医科大学 乳腺科 河野 範男先生
聖路加国際病院 乳腺外科 中村 清吾先生
「新薬と臨床」第58巻第3号 別冊 平成21年3月10日発行

アタック試験って、なかなか気の利いた名前でしょ。
こういう臨床試験の命名はそれぞれの担当の先生のセンスがでるものなのです。
みんな工夫して一生懸命考えた名前をつけていますので、意識して見てみてくださいね。
今週末は日本乳がん学会です。
乳房再建のお話や、最新の治療に関する発表が目白押しです。
ザンクトガレン2009に絡んだ最新の乳がんの考え方についての議論もあるでしょう。
また新しい情報がありましたらお伝えしますね。
今日はもう少し明日の緩和ケアチームのミーティングの準備をしなければいけません。
先日の日本緩和医療学会の内容をメンバーに紹介する予定です。
全国の緩和ケアチームの頑張りを院内のメンバーにもお伝えし、新たな刺激を受けていただきたいと思っています。
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