ホルモン治療に関する報告が続きます。

Buzdar先生:
TEAM試験は、当初ATAC試験同様、エキセメスタン(商品名:アロマシン;yasuu注釈)5年投与とタモキシフェン5年投与を比較する予定であった。
しかし、IES試験(Intergroup Exemestane Study)において、有意にDFS(無病生存率;yasuu注釈)を改善することを認めたため、タモキシフェン群は全て2.5~3年投与の時点でエキセメスタンに切り替えられた。
そのため標準治療であるタモキシフェン5年投与群は存在しない。
そこで、切り替え前の追跡期間2.75年時点でのタモキシフェン単剤群とエキセメスタン単剤群の比較が報告された。
DFSはITT解析(intend to treat解析:例えばはじめにタモキシフェン群としてある患者さんを登録した場合、途中でエキセメスタンへ変更してもタモキシフェン群として扱う;yasuu注釈)でHR0.89であり、閉経後乳がん患者の術後補助療法としてエキセメスタンのタモキシフェンに優る有効性は認められませんでした。
“アロマターゼ阻害剤(AI)をめぐる最新報告 ―SABCS2008からー” 
「San Antonio Breast Cancer Symposium Round Table Meeting」
出演者:
大阪大学大学院医学系研究科 乳腺・内分泌外科 野口 眞三郎先生
MD Anderson Cancer Center Aman Buzdar先生
University of Newcastle John Forbes先生
杏林大学医学部 乳腺外科 井本 滋先生
熊本大学大学院医学薬学研究部 乳腺・内分泌外科学分野 岩瀬 弘敬先生
愛知県がんセンター中央病院 乳腺科 岩田 広治先生
独立行政法人国立病院機構九州がんセンター 乳腺科 大野 真司先生
東京医科大学 乳腺科 河野 範男先生
聖路加国際病院 乳腺外科 中村 清吾先生
「新薬と臨床」第58巻第3号 別冊 平成21年3月10日発行

臨床試験は難しいですね。
明らかに成績に差がでてしまう治療の比較であれば、途中で責任者は中止を命令しなければいけないし、かといってその限られた期間の中での成績をあとで解析しようとすると、試験期間が短くて十分な成果がみられなかったり。
でも、ヒトの体で悪い結果が予想されることを証明するわけにもいかないし。
そうは言ってもエビデンスが全ての最近の医療においては、明確な成績の差をみせないと、誰もが納得できないですしね。
「8年後に小惑星が衝突し地球は滅亡する。」
こんな報道が行われたら人々はどうするでしょう。
逃げまどう人々。
やけになって犯罪に走る人々。
自暴自棄になってしまう人々。
限られた期間の中で最も幸せに過ごす方法を見つける人々。
様々なタイプの方がいらっしゃるでしょう。
終末のフール  伊坂 幸太郎 著
そういった内容の本を読み始めました。
実は、限られた期間の中で最も幸せに過ごす方法を見つける人々は、心に余裕があります。
「ずっとあきらめずに頑張っていれば、どこかで一発逆転ができるのではないか。
あきらめずに一瞬一瞬を過ごしていれば、きっと光が見えてくるはずだ。」
そういう強い信念を持つことが大切です。
また読み終わったら感想を書きますね。
今日明日でどこまで読めますか・・。
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