乳癌検診応援ブログ
諦めない女性を 外科医 高橋 保正
が応援します

BIG 1-98試験 その6

2009年07月10日
313PV

もうちょっとがんばってつきあってね。
BIG 1-98試験 。

Forbes先生:
一方、レトロゾール2年投与後タモキシフェンへ変更しても、リンパ節転移の有無にかかわらず、レトロゾール単剤とほとんど差がないことが示されました。
レトロゾールで開始してタモキシフェンに切り替えてもレトロゾール単剤と違いはなく、しかもリンパ節転移の有無にかかわらず陽性でも陰性でも差がほとんどないことは、大変興味深いことです。
もし、レトロゾールの副作用に耐えられないならタモキシフェンに切り替えることもできますよ、と患者さんに説明することができます。
これが新しいデータの全てです。
“アロマターゼ阻害剤(AI)をめぐる最新報告 ―SABCS2008からー” 
「San Antonio Breast Cancer Symposium Round Table Meeting」
出演者:
大阪大学大学院医学系研究科 乳腺・内分泌外科 野口 眞三郎先生
MD Anderson Cancer Center Aman Buzdar先生
University of Newcastle John Forbes先生
杏林大学医学部 乳腺外科 井本 滋先生
熊本大学大学院医学薬学研究部 乳腺・内分泌外科学分野 岩瀬 弘敬先生
愛知県がんセンター中央病院 乳腺科 岩田 広治先生
独立行政法人国立病院機構九州がんセンター 乳腺科 大野 真司先生
東京医科大学 乳腺科 河野 範男先生
聖路加国際病院 乳腺外科 中村 清吾先生
「新薬と臨床」第58巻第3号 別冊 平成21年3月10日発行

最近色々な所からはるばる私の外来にご訪問くださる方が増えてきて、申し訳ない気持ちでいっぱいです。
でもとっても嬉しいです。
一人でも多くの方が笑顔でお帰りいただくのをみているのが、また私の原動力になります。
お昼ご飯なんか食べられなくったって、みんなの笑顔をみていると、幸せで胸がいっぱいになります。
でも、おなかはいっぱいにはならないので、
診察中に「ぐーー」って、おなかは鳴りますけどね (^_^;)
ところで今度、当院ではVACORAという超音波ガイド下穿刺吸引組織診の最新式の器械が導入されました。
もともと当院では5mm程度の小さなしこりでも、私は針生検を積極的におこなって、より早期にできるだけ正確な診断を心がけてまいりました。
このVACORAの導入により、さらに細かい腫瘤や、超音波で確認できる微細石灰化までも吸引して、より一層診断が正確になっていくものと考えています。
またVACORAのご紹介もしていきますね。
今日はこれから乳腺の勉強会があります。
神奈川県内の乳腺の先生方とも交流を深めてきます。
私たち乳腺外来の医師たちが横のつながりを持っていると、患者様たちも安心ですものね。
患者様たちがあっちこっち行かなくても、どこの病院でも同じ治療を受けられることが保証されれば、みんな迷わなくてすみますからね。
では行ってまいります。
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