乳癌検診応援ブログ
諦めない女性を 外科医 高橋 保正
が応援します

ザンクトガレン 2009 part 44

2009年08月25日
260PV

今外来終了です。

-endocrine responsiveness(内分泌反応性)
Based on the philosophy of defining categories according to their implications for treatment selection, the previous three categories of endocrine responsiveness have been simplified so that endocrine therapy is considered indicated if any ER staining is present in the tumour.
治療選択に対する影響に従ってカテゴリーを定義するという哲学に基づけば、以前の内分泌反応性に関する3つのカテゴリーは単純化され、ERの染色性がわずかでも認められる場合には内分泌療法を考慮するということになった。
The majority of Panelists were in favour of indicating the percentage of stained cells on pathology reports rather than merely using scores .
大多数のパネリストは、病理部門から臨床側への検査結果報告書に、単にスコア化された値を記載するのではなく、ER,PgR陽性細胞割合が必要であるという意見であった。
Staining for hormone receptors of ≧50% of tumour cells was viewed as indicating highly endocrine-responsive tumours.
50%以上の腫瘍細胞が染色される場合を、高度内分泌反応性とみなされる。
“Thresholds for therapies: highlights of the St Gallen International Expert Consensus on the Primary Therapy of Early Breast Cancer 2009”
A. Goldhirsch , J.N. Ingle , R.D. Gelber , A.S. Coates , B. Thurlimann , H.-J. Senn and Panel members Annals of Oncology Advance Access published June 17,2009
“治療閾(しきい)値:早期乳がんの初期治療に関するザンクトガレン国際専門家合意会議 2009”
日本語訳担当:NPO法人がん情報局翻訳部 渡辺亨、田原梨絵、渡辺露敏
よりそれぞれ引用

最初の部分はちょっと日本語的に難しい内容ですね。
理解しがたいです。
それは皆様も私も一緒です。
英語を日本語に単純に訳そうということ自体に無理があるのかもしれません。
さりげない言い回しでも、英語の文化の中で育ってきた人たちの感性と、日本人の感性が全く一緒だなんてあり得ないわけですからね。
どうがんばっても理解ができない英語っていうのも、もちろんあると思います。
なーんて言って英語の理解が難しいことを文化のせいにしてはいけませんよね。
でも時には逃げ道を作っておかないと、人ってきっと行き詰まってしまいますよ。
常に八方ふさがりにならないように、逃げ道を確保しておくこと。
実はとっても大事だと思います。
自分で自分の首を絞めすぎると、行き場を失ってしまいますからね。
皆さんも決して「もうこうするしか道がない。」
みたいに考えすぎないでくださいね。
人生なんてどこでどう曲がったって元の道に戻って来られるのですからね。
あまり御自分を責めたり、追い詰めたりしないようにね。
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