ベバシズマブ(アバスチン)に関するご質問がございましたので、本日は分子標的薬剤アバスチンについてのデータのご案内です。

「ベバシズマブ(アバスチン:B)は血管内皮細胞増殖因子(VEGF)に対するヒト化モノクローナル抗体で、腫瘍の血管新生を阻害する。
HER2陰性転移性乳がんを対象とした第Ⅲ相試験E2100では、1st line化学療法としてのタキサン系薬剤パクリタキセル(P)にベバシズマブを併用したところ、パクリタキセル単独投与に比べ無増悪生存期間(PFS)が有意に延長されることがあきらかとなった。
(Miller K, et al. N Eng J Med 2007;357:2666-76)
一方、ドセタキセル(D)は転移性乳がんで広範に使用されている有効なタキサン系薬剤である。
AVADOは、HER2陰性転移性乳がんに対する1st line治療としてのベバシズマブ+ドセタキセル(100mg/m2)療法の有効性を検討するために実施された第Ⅲ相試験である。
今回主要評価項目であるPFSの解析結果が報告された。
2006年3月から2007年10月に26ヶ国104施設から736例が登録された。
PFS中央値は、D群が8.0ヶ月、DB 7.5mg/kg投与(DB7.5)群が8.7ヶ月、DB 15mg/kg (DB15)群が 8.8ヶ月といずれも有意差を認めた。
このようにHER2陰性転移性乳がんに対する、ベバシズマブ+ドセタキセル療法は、ベバシズマブの用量が7.5mg/kg、15mg/kgのいずれにおいても、D群に比しPFSおよびORRを有意に改善することが確認された。
全生存期間に関する解析データは2009年中に集計される予定であり、その結果が期待される。
Miles D, et al Mount Vernon Cancer Centre , Middlesex, UK
ASCO 2008 Breast Cancer, Oncology Frontliner 中外製薬編 より抜粋引用」

ただし、ベバシズマブは日本において乳がんに対して未承認の薬剤であること。
ドセタキセルの日本における用法・用量も異なることに注意が必要です。
まだ、最新のアバスチン情報は入ってきておりませんが、今後最新の情報が届き次第お伝えしようと思っています。
全身麻酔
読み終わりました。
背筋がぞっとするような医療ミスを題材にしたサスペンスです。
どの時点で医療ミスを防ぐことができたのか。
この本を読みながらあらゆる場面を想定し、ミスの発生しやすいポイントをチェックし、これを防止するためにはどのような対策が必要かを考えさせられました。
とても勉強になりました。
みなさんは、ちょっとこわい世界をのぞいてみてもいいし、のぞかなくてもいいし・・。
でも少し大人の場面もありますので、取り扱いにご注意下さいね。
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