脇の下のリンパ節、すなわち腋窩リンパ節郭清を伴わない乳房切除を全乳房切除といいます。

「全乳房切除の姑息的適応としては、80歳以上の高齢者の場合や重篤な合併症にて手術侵襲を軽減させる必要がある場合などがあり、腋窩郭清は省略するか試験切除程度にとどめる。
また、進行乳がんにおいてすでに全身への転移を疑っている場合や遠隔転移が見つかっている場合は、局所コントロールのために全乳房切除をおこなうことはあるが、腋窩リンパ節郭清は不要である。
このような進行例では、治癒切除例のようにリンパ節転移の有無によって術後の補助療法の適応を決める必要がないからである。
その他の適応として急速増大や局所再発を繰り返す葉状腫瘍の場合は、悪性の可能性もあるため試験切除程度の腋窩郭清を伴う全乳房切除を行うことがあっても腋窩郭清はおこなわない。
<全乳房切除+腋窩郭清  窪田智行先生・三浦重人先生(総合上飯田第一病院外科)分担執筆>
“乳腺外科の要点と盲点” 幕内 雅敏先生監修 霞 富士雄先生編集より抜粋引用」

良性のしこりだと考えていても、わずかでも悪性の可能性を疑えば、私たちは手術をおすすめすることもあります。
その場合にもできる限り美容的にご満足いただけるように、乳腺外科医は様々なテクニックを持っています。
もしどうしてもしこりの手術をしなければいけないときには、できるだけ目立ちにくい方法で手術をしていただけるように、主治医の先生にご相談してみてくださいね。
最も患者様にとって大事なことは、いくつかの選択肢を十分に吟味すること、たとえばセカンドオピニオンなどで色々な治療方法を探ることだと思います。
そして、その結果御自分が最も信頼できる先生を見つけ、納得して治療をお受けになることが何より大切です。
心と心で会話できる先生を是非見つけてくださいね。
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