それでは本日は経口避妊薬と乳がんの関係についてご紹介します。
「1960年代以降、性ホルモンが避妊薬として使用されるようになり、多数の研究から経口避妊薬による乳がん発病リスクの増加が指摘されてきた。
日本でも平成11年9月以降、低容量ピルが承認されている。
メタアナリシス3本の結果ではいずれも、経口避妊薬が乳がんの発病の相対リスクが約1.2でリスクの増加を認めた。
乳癌診療ガイドライン 疫学・予防 2008より抜粋引用」
今日は、がん治療の勉強会で緩和ケアの発表をしてきました。
たくさんの大学病院の先生方や教授の前での発表はなかなかしびれるものがありますが、私たちの普段の活動を他の病院の先生方に分かっていただくために張り切って発表してきました。
また今日学んだことを少しずつ皆様にお伝えしてまいりますね。
今後も色々な会に参加してたくさんの方のご意見をお聞きして、これからの診療に役立てて行きたいと思っています。
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こんにちは。
私は去年ステージⅠの右乳癌で手術しました。(でも乳頭に
癌細胞があったとのことで全摘になりました。)
幸いリンパ転移もなく現在はタスオミンを飲んでいます。
身体の方は調子がいいのですが、先日の診察でショックな
ことが・・。
担当医の大好きな先生が4月に異動されて、次の診察で最後
となってしまうのです。
とてもショックです。もう悲しみが止まりません・・(実は
ちょっぴり恋してました。恥ずかしながら・・)
でももう少ししたら気分を変えて、新しい先生と良い関係
を築けるように頑張ります。
今の大好きな先生のこともきれいな思い出になるかしら?
すみません、今日のブログ内容と関係なかったですね。
yasuu先生もどうぞお体にお気をつけて頑張ってくださいね
これからも頼りにしています。
yasuu先生
先日 抗癌剤の事について お聞きした青井星です。
優しく心のこもったお言葉が 心に沁みました 癒されました 本当に有り難うございました。
けれど 抗癌剤はどうにもする気になれません 気持ちが代替医療に傾いています。
健康食品やサプリではなく 肉・牛乳、乳製品・抜きの 玄米菜食の食事療法をやってみようかと思ってます(無駄な事と笑われそうですが)。
主治医からは 後でやっぱり抗癌剤をしてくださいと言われてもその時はもう出来ないかもしれないですよ と言われていますが だからといって焦って抗癌剤をする気になれないのです。
今の所 体の痛みは右脇下の1箇所だけで 何とか家事も出来ます(ロキソニンを飲んでみましたが あまりスッキリしませんでした) 痛み止めだけは処方して貰うつもりです。
まだ少し 悩む時間がありそうなので 精一杯考えて納得のゆく結論を出すつもりです 本当に有り難うございました。
青井星
あーこ様
はじめまして。
ご訪問くださいましてまことにありがとうございます。
あーこ様の悲しみが伝わってまいりました。
きっと、素敵な主治医の先生のおかげで、今まで色々なことに立ち向かって来られたのだと思います。
何かを頑張るときにはそういった喜びがないと頑張れませんものね。
でも、ある日突然に悲しい状況が襲ってくるのも、人生かなって思います。
その時には、不思議とまた次の喜びが見つかるものだと思います。
そう信じてまた治療を頑張っていきましょうね。
応援しています。
今後ともよろしくお願い申し上げます。
yasuu
青井星様
こんばんは。
ブログも拝見させていただきました。
心に染み渡ってくるお話がいっぱいですね。
私は医師でもあり、人間でもあります。
どちらかというと人間の部分が強い医師でありたいと思っています。
青井星様の悩みを少しでも解決することができればと思います。
ひとりで考え込んでしまうと、どうしても悲しい選択肢を選んでいってしまうものです。
でもどの方法が正しいのか、なんて誰にもわかりません。
青井星様が選んだ道が正しいのです。
けれど、その純粋な気持ちを利用しようと考える人々もいます。
少しでもより良い道を選ぶことができるように、これからもお手伝いをさせていただけますか。
ブログを通して多くの出会いがあると思います。
まずはあちこちに本気で相談できる人をたくさん作ってみてください。
そしてその中で最も自分の気持ちにふさわしい選択肢を選んでくださいね。
これからも青井星さまをずっと応援してまいりますからね。
yasuu
先生、こんにちは。2度目の質問になります。
昨年、非浸潤癌の手術をし、現在無治療なのですが、乳癌患者ははやり、低容量ピルを服用することはできないのでしょうか。(無謀な質問でしたらすみません。)
私は乳癌発覚以前から、ひどい生理痛に悩まされており、ピルに興味あったのですが、癌発覚でしばらく後回しになっていたこの悩み、どうにかならないものかと、再びピルに興味を持っています。
ちなみに、癌の病理結果の詳細は知らないため、エストロゲン依存性の乳癌だったかは、わかりません。
よろしくお願いいたします。
to ひよこっこ様 from yasuu
どうもありがとうございます。
可能性の問題です。
経口避妊薬使用が
乳癌の発生に対する危険因子になるという
強い根拠はないとされますが、
日本産婦人科学会の経口避妊薬服用に関するガイドライン上は、
乳癌の既往歴があって3年間再発のない方での使用は
利益を上回るリスクありとされ、
また乳癌患者さんに対しては
容認できない健康上のリスクありとされており、
その使用は慎重にならざるをえません。
以上より、おすすめはできないことをご理解の上、
婦人科受診しご相談くださいませ。
婦人科担当ではないため、
これ以上のお答えが難しく、
物足りないお答えでしたら
お許しくださいませ。
yasuu
前回同様、ご丁寧な回答ありがとうございます。
やはり、リスクがある・・と教えていただいたことで、私の中のモヤモヤは十分に解消されました。
非浸潤癌⇒無治療ですと、「私は果たして、現在も乳癌患者なのか。元乳癌患者なのか。」と思うことがあります。
日常生活の上ではどちらでもいいことなのですが、例えば禁忌事項に”乳癌”の文字を見つけた時は、いつまで当てはまるのだろう・・・などと考えてしまうのです。
お礼のメールをと思いながら、長くなってしまいましたが、アドバイスありがとうございました。
ひよこっこ様 from yasuu
ご訪問どうもありがとうございます。
そうですね。
乳がん経験者であり、
卒業者でもあります。
複雑ですね。
これからも油断はせずに、
かといってこわがりすぎずに、
お過ごしくださいませ。
今後ともよろしくお願い申し上げます。
yasuu