まだ日本で乳がんについて承認されていない分子標的治療薬としてベバシズマブ(商品名:アバスチン)があります。
大腸がんに対してはすでに承認されており、現在わたしたちの病院でも患者様の治療に使用しております。

「癌の進展に必要な血管新生を調節する分子である血管内皮成長因子(vascular endothelial growth factor receptor; VEGFR) に対するモノクローナル抗体がベバシズマブである。
ベバシズマブは大腸癌、肺癌で有効性が証明されている。
ECOG2100の第三相試験が722例の転移乳癌に対してパクリタキセル単独とベバシズマブとパクリタキセル併用の比較試験が行われた。
併用群において奏効率(28 vs 14%)、無進行生存期間(10.9 vs 6.1ヶ月)が有意に優れた
乳癌に対するベバシズマブ単剤の第二相試験は9.3%の奏効率が報告されている。
単剤としての臨床的有用性は不明である。
頻度の多いベバシズマブの毒性は高血圧、蛋白尿である。
まれなイベントの血栓症に注意を要する。血栓症を発症した場合は凝固管理を要する。
ベバシズマブ投与中は易出血性となるので手術操作は控えねばならない。
早期乳癌の術後ベバシズマブ療法についてのグローバル試験が進行中である。
トリプルネガティブ(ER陰性 PgR陰性 HER2陰性)の早期乳癌に対して術後アンスラサイクリン、タキサンの化学療法にベバシズマブを併用する意義を検証する試験が2,530例を目標に開始された。」
癌研有明病院化学療法科乳癌担当部長 伊藤良則先生
日本医師会雑誌 第137巻 第4号 2008年7月 より引用

今日は東京で消化器がん、すなわち胃癌や大腸癌に関するセミナーに参加してきます。
天気予報では雨が降りそうなのかな。
でも今は晴れているので傘を持っていくとお邪魔になってしまうかな。
晴れているのに天気予報をみて、きちんと傘を朝から持って出かける方をみかけますが、本当にそういう方はえらいなーと思います。
用意周到って大事ですよね。
早めに用意をすませて、余裕を持って行動する・・・・・素晴らしい!!
わたしにも用意周到なところと、そうでないところが同居しています。
早めに準備を済ませるよりも、直前まで悩み苦しみ最善策はないか、ぎりぎりまで探し続けないと気が済まないことがあります。
結局はどちらでも、同じ答えにたどりつくのかもしれません。
それでも自分が納得できるまでベストを尽くしたいのです。
「頑固だね。」って言われることがあります。
「ほめてくれてありがとう ニコニコ
そうお返事することにしています (^_^)v
やっぱり頑固だよね。