「乳癌に対する化学療法はアンスロサイクリン系に加え、タキサン、トラスツズマブが導入され、ホルモン療法はタモキシフェンにさらにアロマターゼ阻害薬が導入された。
それらに続く有効な分子標的薬剤も目白押しである。
薬物療法は一定の毒性を伴う。
従来の抗癌剤の毒性への曝露を最小限にするために、遺伝子研究を利用した個別化治療が進んでいる。
従来の血液毒性、消化器症状、心毒性を中心とした抗癌剤の管理のみならず、アレルギー、血栓症、高血圧への十分な対策と注意深い治療の実施が必要である。
これには内科的知識、経験が必要であり、積極的な内科医の参加が望まれる。」
癌研有明病院化学療法科乳癌担当部長 伊藤良則先生
日本医師会雑誌 第137巻 第4号 2008年7月 より引用

このように、乳がんに対する治療は患者様おひとりおひとりにふさわしい治療方法を選択しておこなう、すなわち個別化治療の方向に向かっています。
一方、乳がんやその他の癌に対する薬物療法は、外科医のみならず病院スタッフ全員がかかわる、いわゆるチーム医療が必要となってきています。
しかし、やはり中心で指揮をとっていくのは外科医ならびに腫瘍内科医であり、できれば外科医も腫瘍内科医に引けをとらないように常に勉強し、がん治療認定医や薬物療法専門医を取得するべきであると考えています。
一人でも多くの外科医が、がん治療認定医や薬物療法専門医をめざしてさらに勉強に励むことを期待します。
今日はちょっと上から目線ですね。
すいません。
思い上がっているわけではありません。
わたしたち医師が勉強して努力すると、一人でも多くの患者様が救われことを、このブログを見てくださっているかもしれない若い先生方にお伝えしたいのです。
わたしは、今後ももっともっと勉強を続けていきます。
でも心も忘れないように磨いていきますね。
心くばりが足りないなど、何かお気づきの点は皆様ご指摘下さい。
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