今日も体内における抗がん剤のデリバリーシステムについてです。
昨日はちょっと自分の思いを夢中でつづってしまったので、記事が長文になってしまいました。
短めに本日はまとめますね。
第9回よこはま乳癌シンポジウムにおける国立がんセンター東病院臨床開発センターがん治療開発部 部長 松村 保広先生の御講演とがんセンター東病院のホームページから引用させていただいてお伝えします。

「アドリアマイシン、タキソール、シスプラチン、SN-38などのミセル内包体につき評価を行い前2者は現在臨床評価中である。それぞれのミセル内包化おいて抗腫瘍効果の増強のほか、タキソールはアレルギー問題の克服、末梢神経毒性の軽減、シスプラチンにおいては腎毒性の克服、末梢神経毒性の軽減が得られた。
また、これら種々のミセル体やアドリアマシン内包イムノリポソームMCC465の研究とヒトがんの腫瘍血管と間質の状況によりDDS製剤を使い分ける必要があることを明らかにした。
すなわち、卵巣がん、乳がんそして種々の肉腫など腫瘍血管の豊富ながんはEPR効果が有効に発揮するが、膵がんや胃がんなど腫瘍血管が少ない腫瘍においては、がん組織への集積のみでなく、ポリマーやミセルなどのキャリアからの抗がん剤の効率よい放出能を加味する工夫が必要である。」

難しい内容ですので、自分でも分かるようにくだいた表現にしてみます。
抗がん剤はそのまま人体の血管に注射すると抗がん作用とともに正常細胞に対する作用のため有害事象が発生します。
しかし、この薬剤を高分子ミセルと呼ばれるものの中に閉じこめると、そのまま血管内で溶けることなくがん細胞近くまで運ばれ、そこでミセルから抗がん剤がリリースされ有害事象なく抗がん作用を発揮するというお話です。
図解は国立がんセンター東病院のホームページへどうぞ。
来月は、ナグモクリニックに乳房再建手術の研修に伺わせていただきます。
少しでも多くの方が安心して乳房手術を受けられますように、テクニックを磨いていきたいと思っています。
今晩は、月一回の緩和医療の研修を受けに行きます。
患者さんの心のケア、体のケアに少しでもお役に立てる方法をまたいくつか学んで来ようと思います。
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