ホルモン療法はちょっと中休みです。
今日は緩和ケアのことについてちょっとお話します。
以前もお話していますが、緩和ケアとは、実は身近な治療です。
がんの診断を受けたそのときからの、心の悩みや体のつらさを和らげる治療。
それが緩和ケアです。
決して末期の治療ではないのです。
緩和ケアの考え方にトータルペインというものがあります。
トータルペインはすなわち全人的苦痛(total pain)といいます。
つまり、
<身体的苦痛>
痛み
他の身体症状
日常生活動作の支障
<精神的苦痛>
不安
いらだち
うつ状態
<社会的苦痛>
経済的な問題
仕事上の問題
家庭内の問題
<霊的苦痛(スピリチュアルペイン)>
生きる意味への問い
死への恐怖
自責の念
このように、がん患者様の苦痛は多面的であり、全人的に捉えねばならないのです。
これは、実際にはドクターや医療スタッフが分かっていなければいけないことです。
来週は、このトータルペインを含めた内容で病院のスタッフにお伝えしてまいります。
今日は目を開けても開けてもまぶたが落ちてきてしまいます。
とっても重い瞼です。
今晩はもうお休みしたいと思います。
でも、がんの告知を受けて、病気と闘っている方のなかには、眠れずに毎日を過ごしている方もたくさんいらっしゃいます。
その患者様方に、最高の眠りをプレゼントすること。
それが私たちの役目です。
そのためには、まずは医師や医療スタッフが良く休み、健全な体と精神を持っていないといけません。
寝不足で不機嫌な医者なんて、だれも診察してほしくないですからね。
先日も、当直の夜に患者様と御家族に言われました。
「明日の私の手術に向けていっぱい眠っておいてくださいね。」
当直の時によく眠れるかどうかは、神様が決めることですよね。
幸い、その夜わたしはぐっすり眠ることができました。
患者様の願いが届きましたね (^_^)v
ありがとうございます。
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