乳癌検診応援ブログ
諦めない女性を 外科医 高橋 保正
が応援します

胸筋温存乳房切除術

2008年06月03日
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今日は、最近の乳房切除術における一般的な手術方法である胸筋温存乳房切除術についてお話します。
「1980年代中頃までは、乳癌の手術方法として胸筋合併乳房切除術あるいは拡大乳房切除術が一般的であった。
アメリカとイギリスにおいて、それぞれ独自に胸筋合併乳房切除術と胸筋温存乳房切除術を比較したランダム化比較試験がなされている。
そのいずれにおいても、両術式間に生存率、健存率、局所制御率に有意の差を認めていない。
こうして、1979年National Cancer Institute(NCI)主催のConsensus Development Conferenceにおいて胸筋温存乳房切除術が標準的な乳房切除術式として評価された。」
                               乳癌診療ガイドラインより
私たちは、いつも患者様の病気の克服のためにはどの方法が良いかを考えながら、手術方法やその後の治療方法を考えております。
いつものことですが、最近は特に乳腺のご病気の患者様のご不安がとれますように、しっかりとお話を聞かせていただき、たっぷりとご説明をさせていただくようにしております。
このために、皆様をお待たせすることがあり、みなさまには大変申し訳なく思っております。
でも、患者様とのお話を適当に終わらせることは絶対に自分を許せないので、これからもじっくりとお話を聞かせていただきます。よろしくお願い申し上げます。
今日から、荻原 浩(おぎわら ひろし)さんの本を読み始めようと思っています。題名は“さよならバースディ ”です。まだ読んでいないのでコメントが難しいのですが、荻原 浩さんは非常に個性的な魅力のある内容の小説をお書きになります。
今までに読んだ中でも楽しかったのは“なかよし小鳩組 ”です。
とある、ちいさなつぶれそうな広告代理店に大きな仕事が舞い込んで喜んでいたところ、その仕事内容は小鳩組のイメージアップ作戦でした。このかわいらしい組の正体はなんと・・・・!
とにかく自由な発想での突拍子もない内容ですので、きっと皆様も楽しめると思います。
気持ちに元気のない時は、いろいろな楽しいことを見つけて、元気になれるようにしましょう。もし体調が悪くて元気のないときには、私がご相談に乗りますからね。
人に自分の気持ちを少し打ち明けるだけで、気持ちは明るくなれるものですよ。
いつも前を向いて、たまに後ろを振り返るぐらいで、ちょうど良いと思います。
それではまた、楽しいことがあったらこちらでお知らせしますね楽しい