今日は日本緩和医療学会の最終日でした。
昨日は、以前お話した代替療法に関する討論がありました。
代替療法、一般的には民間療法、正式には補完代替療法(Complementary and Alternative Medicine; CAM)と言います。
代替療法には大きく2つあり、リラックス系代替療法と治療的代替療法とがあります。
リラックス系には、アロマテラピー、リフレクソロジー、アニマルセラピー、音楽療法があります。
治療的代替療法には、皆様もご存じの健康食品などがあります。
今回の学会の中では、いずれの治療的代替療法にも効能があることはやはり証明されませんでした。
しかしドクターの中には、患者様に寄り添う形をとるために、つまり患者様の味方であることを証明するために、この代替療法を積極的に取り入れている方もいらっしゃいました。
これは、一歩間違えると、その先生がその民間療法を認めて、推奨しているかのような印象を患者様方と御家族に与えてしまう可能性があるのではと私は思いました。
民間療法は、以前も言いましたが現時点では明らかな効能は認められていません。
私たち癌治療担当医師は、だからと言って患者様たちがやりたいという民間療法を全否定する訳ではありません。
まずは私たちドクターに、民間療法についてのご質問をどんどんされてください。
私たちも、治療方法についてもう一度検討し、どの治療が最も有効であるかを、もう一度皆様とご相談しますからね。
決してこっそりと高額なお金を誰かさんにお支払いしてしまうのは待ってくださいね。
今回の学会は、懐かしい方々にお会いできて、新たな知識も吸収できて、色々な分野の方々との輪を広げることができて、とても有意義でした。
また来週は、川崎幸病院 緩和ケアチームの会議があります。
今回の学会で学んだことを、メンバーにお知らせしたいと思います。
そしてまた、乳がんで手術をされる方の心のケアや術後の体のケアを中心に、さらに私たちは進化していきます。
どうぞ、皆様安心して当院での検診、治療をお受けになってくださいねポッ