胸に痛みを伴う腫れや発赤があるときに考えなければいけないものの中に、乳輪下膿瘍があります。
乳輪下膿瘍は、乳輪直下にうみがたまってしまう病気です。
急性乳腺炎という状態が炎症初期におこり、これが慢性化すると慢性乳輪下膿瘍といううみのたまりが形成されます。
乳輪下膿瘍は抗生剤投与や膿瘍穿刺(うみを針で吸い出して治療する)や切開で治療を行いますが、何度も繰り返すことが多く患者様を悩ませます。
膿瘍が縮小してきて改善傾向にあっても、また悪化する場合があります。
何度も繰り返す場合には、乳輪に沿って目立たないように切開を入れて、膿瘍を摘出します。
良性の病気ですのでできるだけ女性の体にメスを入れたくないのは、私をはじめどの外科医も一緒だと思います。
しこりがいつまでも残る場合には、乳ガンではないことを検査で証明しておくことも忘れてはいけません。


reportbanner.png

昨日は、矢沢永吉さんのお話を少ししました。
私が高校生の時に出会った歌手のなかに、さだまさしさんがいます。
当時の風潮としては、「さだまさしー?  暗いよねー。」といった感じでしたので、私もそのように考えていました。
ギターを弾く友人がたまたま持っていた楽譜のなかに、さだまさしさんの「償い」という曲が載っていたことが、私の人生の大きな分岐点になったと思います。
この歌詞を読んだときに、体が震え、授業中であったのにもかかわらず、涙を流して泣いてしまいました。
ここで問題なのは「授業中に何をしていたんだ」というお話ですが、それはさておいて、以後さだまさしさんの曲をひたすら聴いてどんどんその優しい世界にはまっていきました。
以前、「償い」については裁判で取り上げられたりして話題になったので、ご存じの方も多いと思います。
人の暖かさや人の命の大切さを、高校生の私に強く教えてくれた曲です。
最近、さださんのコンサートには行けてませんが、またちょっとさだまさしさんの曲を聴いて、心をきれいにしようかな、と思っています。
でも、今でもかなり心はきれいなはずですけどね・・ポッ