先日の静岡での日本緩和医療学会最終日に、川崎幸病院における緩和医療に関する発表を行って参りました。
胆嚢癌手術後に再発され、黄疸のために体がつらくなってしまった患者様の苦痛をいかにして取ってさし上げるかの方法についての発表です。
具体的には胃内視鏡(胃カメラ)を使用して、黄疸の原因である胆管狭窄(胆汁の通り道が狭い状態)を改善させます。
こうして十二指腸側から胆管に向けてチューブを挿入することによって黄疸が1週間で改善した方に関するご報告でした。
色々な方法で、患者様の苦痛をとってさし上げられたらと思っています。
緩和医療学会ではまた最新情報がございましたので、お伝えします。
聖隷三方原病院 緩和ケア科の先生の御発表で、皆様にお伝えしたい情報がございましたので御報告いたします。
発表の内容は「乳がん患者様が、お子様へどのように病状をお話するか」です。
日本では高齢出産により、乳癌の診断時に学童期のお子様がいらっしゃる方の割合が増えてきています。
たとえば、現在日本での乳がん罹患率のピークが45-49歳なのですが、人工動態統計では30歳から34歳での出産が38%いらっしゃいます。また、35-39歳では14%いらっしゃいます。
このように、約半数以上が30-39歳で出産される状況となっております。
すると、乳癌罹患率ピークの45-49歳ではちょうどお子様が10歳ぐらいになります。
このとき、お子様の心配事は
がんの副作用のおそれ。
母親がいなくなるのではという心配。
自分もがんになるのでは、という困惑。
置いてけぼりにされる心配。
が、考えられます。
そして、乳癌と診断されたお母様の苦悩は、
事実を子供に伝えることの重要性を分かっていながら、子供からのがんや死に関する質問をさけるため、正しい情報を伝えたくない、という気持ちが働いてしまう、ということです。
このようなとまどいを防ぐために、研究がなされており、この研究グループにより作成された小冊子は、以下のところで詳しくごらんになれます。
乳腺腫瘍で治療されているお母様へ
お子様方と乳癌について、じっくりお話することは、とてもつらいことだと思います。
自分も乳癌について深く知らなければいけないし、深く知ることによってさらに不安が増す場合もあるでしょう。
でもご自分のありのままをお子様にみせることは、お子様にとっても人の痛みを知る、人への思いやりの気持ちをはぐくむことにつながると思います。
きっと、とってもやさしいお子様になっていくと思います。
今日は北の方に勉強に来ています。
ほんのり寒いですね。
と思ったらエアコン効き過ぎてました。
お外は暖かいですよ。
また新しい情報を仕入れてお伝えいたしますね楽しい