非常に早期の乳がんである非浸潤性乳がんについてのお話です。
引き続き対談をのぞいてみましょう。
日本医師会雑誌2008年7月号からです。
「野口: 小さな非浸潤性乳がんにセンチネルリンパ節生検をおこなった場合、理論的には転移を認めないはずですが、報告されているリンパ節転移率は結構高いのです。
霞: 非浸潤性乳がんでも陽性になるのですか。
野口: そうです。要するに純粋な非浸潤性乳がんでも7%ほどセンチネルリンパ節転移を認めます。
こうした非浸潤性乳がんにたいしてリンパ節郭清をおこなうか、あるいは化学療法をおこなうのか、非常に疑問が生じてきます。
霞: でも、非浸潤性乳がんということは手術をして初めて分かるのですから、微小浸潤の存在の認識ということを考えたら、センチネルリンパ節生検の貢献はやはり絶大であり、安全の免罪符のようなものだと思います。」
非浸潤性乳がんは、非常に早期の乳がんであり、治癒率の高い乳がんです。
従って、癌細胞を手術で残らず切除するのが大事であると考えています。
当院では、非浸潤性乳がんに対してセンチネルリンパ節生検をおこない、患者様により確実な安全が得られるように考え、実践しています。
昨日はすっかり救急外来当直で徹夜になってしまいましたよ。
今はふ~らふらした感じがしますが、何とか意識を保っています。
これで早めに眠ってしまうと明日から体調をくずしてしまうので、できるだけ体内時計が狂わないように、徹夜の翌日はムリして夜まで起きているようにしているんです。
今日は外来に、“新しい創傷治療”のホームページをご覧になった患者様が、わざわざおいでくださいました。ありがとうございます。
今は、転んですりむいた傷ややけどなどは、“新しい傷の治療”で治すことが最先端の治療なのです。
今は、きずに対しては、
消毒しない!
乾かさない!
シャワーでどんどん傷を洗う!

などと、昔は非常識と思われたことが、かなり有効にきずをきれいに治すことにつながると考えられ、実践されています。
でもこれを知っていて実践している外科医はまだ少ないのです。
詳しくは夏井睦先生のホームページをご覧下さいね。
とっても勉強になりますよ !!