乳癌検診応援ブログ
諦めない女性を 外科医 高橋 保正
が応援します

先生がこわい

2017年02月19日
530PV

いかいか様よりご相談をいただきました。

 

はじめまして。

知りいが

高橋先生に

乳がん手術をしていただいたと聞き、

ブログを拝見しました。

 

メルマガも登録させていただきました。

 

私も乳がんと告知され、

不安なことがありまして

ご相談メールを送らせていただきます。

 

忙しい中恐縮ですが、

もしアドバイスいただければ幸いです。

 

年末に自分でしこりを見つけて

念のためクリニックに行ったところ、

エコー、マンモ、細胞診をしました。

 

細胞診の結果を待たずに

その場でそらく

悪性であろうと告知を受けました。

 

年明けの細胞診の結果も

クラスVでした。

 

非常に驚きましたが、

納得して治療を受けたい性格のため、

まずは情報を集めて

しっかり勉強しようと

年末年始に本を読み

ある程度勉強しました。

 

年明けに大病院に紹介状を書いてもらい

現在は生検、MRI、

マンモ(トモセンシス)、

エコーの検査をして

結果待ちの状態です。

 

エコーで見る限りでは

約3センチ、

リンパも1つ腫れているらしく

細胞診もされています。

 

まだ結果が分からない状態ではありますが

迷いがありご相談させていただきます。

 

初診で訪れた大病院は大変有名ですが

先生が威圧的で

非常に不快な思いをしました。

 

ひとつしただけで激怒され、

次回からの担当医を変えられてしまいました。

(その方はまだ会いしてませんが、

比較的穏やかな方のようですが・・・)

 

来週検査結果が出ますが、

他の患者さんの話によると、

検査結果の詳しい説明や

治療方法の説明などがあまりなく、

ベルトコンベアー的に

手術に運ばれてしまうようで

それも不安です。

 

あとは麻酔科や

形成に行くだけで

手術までは

担当医に会うこともないようで、

この病院に願いすべきか

迷いがあります。

 

そしてもうひとつ、

再建について気になっていて

たどり着いたのが

穿通枝皮弁を使った一次再建手術です。

 

子どもが小さく、

何度も入院ができないのと、

人工物を入れることに抵抗があること、

ダンスが趣味で

腹筋を取られないようにしたいため、

こちらの手術法に興味を持ちました。

 

なのでこちらの手術をしている

病院の乳腺科の先生に

話を聞きにいったのですが、

この手術を受けたい方たちで大変混雑していて、

待ち期間が長いため、

そのために術前化学療法をすることも

あるとのこと。

 

がんを早く取り除きたい気持ちも

ありますが、

再建するなら自家再建、同時再建でという

思いがあり、

最初の病院への不信感と

再建でそちらに転院したい気持ちと、

再建のために待つことへの不安とで

モヤモヤしています。

 

ちなみにまだ検査結果待ちですが

もし温存できたとしても、

再発したくない気持ちの面から

全摘→再建という気持ちが強いです。

 

セカンドピニンとして

こちらの病院に再建について聞こうかと

思いましたが

初診の病院は、

セカンドピニンを受けている間は

入院予約を保留にされてしまうようですし、

紹介状をもらうにもかなり時間がかかるそうで・・・

いたずらに手術を遅らせることに

なりかねないのでは?

というのも心配です。

 

高橋先生の視点から
  ・手術時期について(急いだほうが良いのか、術前化学療法につい
  て)
  ・自家組織による同時再建について(デメリット、注意すべき事項
  など)
  ・病院選びについて

についてアドバイスいただければと思います。

 

まだ検査結果が出ない中ですが、

現状でのご意見を伺えればありがたいです。

 

 

いかいか様、

ご相談どうもありがとうございます。

 

お返事が遅くなり

申し訳ございません。

 

信頼できない先生の治療は

受けるべきではありません。

 

もし検査の途中でも

病院を変更して

構いません。

 

大切な命を

預けるのですから

しっかりと説明をしてくれて

信頼できる先生の病院へ

移った方が

良いでしょう。

 

今は

乳がん手術の前に

抗がん剤治療をおこなうことは

一般的なことです。

 

手術を先におこなうか、

あるいは

抗がん剤治療を先におこなうか、

どちらも

治療の成績は同じです。

 

もし

乳房再建がご希望であれば

混雑していたとしても

お望みの病院の先生に

治療をゆだねるべきです。

 

自家組織移植による乳房再建は

感触がやわらかく自然ですが

手術時間がかかり

技術も熟練度が必要となります。

 

術後も

移植した組織の血流が

不十分であれば

組織が壊死してしまいます。

 

同時におこなって良いかどうかは

担当する先生に

すべての検査結果を

見て頂いて

判断していただかなくては

なりません。

 

細かいところまで

お役に立てず

申し訳ございません。

 

誰を信頼できるのか、

誰に命を預けるのか、

しっかりと

ご自身の目で

ご判断くださいね。

 

これからも応援しています(*^_^*)

 

 

メルマガにご登録されますと

私、高橋保正からの

応援メッセージを毎朝お届けします。

メディ通信は

こちらからどうぞ↓↓


乳がん無料小冊子プレゼント
 

在宅ホスピス医のブログは

こちら

→ http://yasumasatakahashi.com

「末期がん」と言われてもあきらめないで

→ http://kanwa-care.com

ご相談はこちらから(*^_^*)

→ https://blog.smile-again.net/soudan