乳癌検診応援ブログ
諦めない女性を 外科医 高橋 保正
が応援します

再発予防のハーセプチン

2017年07月20日
447PV

プーさんからのご相談です。

 

左側を温存手術しました。

その後ステージ2

2.1cmと言われていたのが

病理検査が返って来て

1.5cmのステージ1となりました。

 

しかし、

再発転移のリスクの高いがんということで

ハーセプチンを点滴し、

放射線をすることになりました。

 

ステージ1ということで、

抗がん剤は相談ですねとのことでした。

 

ただ再発転移共に

リスクがとても高かったため

抗がん剤をしようと決めました。

自分でしっかり治すつもりで

抗がん剤治療をすると言ったのですが

抗がん剤の点滴に不安があります。

 

かといって再発転移してしまうと

シングルマザーなので

経済的も含めて大変なので

防ぎたいとも思います。

 

先生ならどのようなアドバイスをされますか?

どうぞ教えてください。

よろしく願いします。

 

高橋です。

ご相談どうもありがとうございます。

お返事が遅くなり

ごめんなさい。

 

ステージ1の乳がんの手術が

無事に終わったのですね。

お疲れさまでした。

 

そして今度は

再発予防の治療ですね。

 

乳房内に再発しないように

つまり

局所の再発を防ぐために

放射線治療を追加します。

 

そして

全身への転移を防ぐために

抗がん剤治療を

おこないます。

 

お話からは

ハーセプチンの効果が

期待できるタイプの

乳がんですね。

 

ハーセプチンを投与する時は

ハーセプチンのみの点滴では

効果は期待できません。

 

従って

点滴の抗がん剤治療は

必須となります。

 

必ず

点滴の抗がん剤の投与を

行わなければ

ハーセプチンがムダに

なってしまうのです。

 

脱毛や白血球減少、

薬の種類によっては

手足のしびれなども

起こる可能性はございます。

 

ただ、

いずれも一時的なものです。

 

お子様が

5年後、10年後、20年後も

元気なママと一緒にいられるように

今が頑張り時です。

 

ステージ1だからこそ、

完治させないと

いけません。

 

もちろん

抗がん剤治療を

おこなっても

再発を100%防ぐことは

できません。

 

だからといって

あきらめる必要も

ありません。

 

あなたご自身のために、

そして

大切なお子様のために

しっかりと治療を

お受けになってくださいね。

 

お困りの時には

私はいつもここにいます。

 

これからも

応援しています(*^_^*)

 

 

 

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