乳癌検診応援ブログ
諦めない女性を 外科医 高橋 保正
が応援します

カテゴリー4の多形性区域性石灰化

2015年11月11日
954PV

右京さまから

ご相談メールを

いただきました。

********************

初めてお便り

させて頂きます。

私は40代前半です。

毎年

マンモグラフィーの検査を

受けています。

今まで異常は

見られませんでした。

今回、夏に

検診を受けた結果、

右乳房カテゴリー1

左乳房カテゴリー4

左に関しては、

M、I領域石灰化

要精密検査とありました。

所見として、

両側に均一な濃度の

石灰化がびまん性に

散見される。

左上部内側の石灰化は、

やや多形性で

区域性分布

している様に

見える。

USで確認を。

と書かれていました。

カテゴリー4は

癌の可能性が50%と

聞きました。

色々調べ

検査を受ける事にし、

予約の電話をしたところ

2ヶ月先しか

空きが有りませんでした。

一応その場で

予約をお願いしたのですが、

不安がおさまらず、

他の病院で再度

予約を取りなおしました。

それでも1ヶ月先の

予約になりました。

12月に

検診を受けるのですが、

検査の結果は

どの位で

わかるものでしょうか?

検査は、

他の病院を探して、

もっと早く

受けた方が

良いのでしょうか?

US検査とは

どんなものでしょうか。

多形性で

区域性分布とは

どの様なもの

でしょうか?

まだはっきり

癌と言われた訳では

無いので、

周りに要らぬ心配を

掛けたくなく、

独りでネットで

情報を集めています。

その際に

こちらのページと

出会いました。

専門的な事や

勇気を与えてくれる記事

などが載っていて、

心が救われます。

きっと精密検査を

受けない事には

はっきりした事は

分からないとは

思いますが、

わかる範囲で、

私の状態がどんなものなのか

教えて下さい。

宜しくお願いします。

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高橋です。

右京さま。

ご相談を

ありがとうございます。

マンモグラフィーで

ご心配になって

しまいましたね。

おっしゃる通り

カテゴリー4

であれば

乳がんの可能性が

50%ございます。

石灰化(せっかいか)

についても

「多形性」とは

様々な形状を持つもので、

「区域性」とは

その石灰化が

乳管に沿って存在

していることを

表します。

「US」

は超音波検査(エコー検査)で

ゼリーを塗っておこなう

身体に優しい検査です。

今後は

石灰化の存在する部分に

しこりがあるかを

乳腺超音波にて判断し

しこりがあれば

その部位を

針で刺して

組織を採取(針生検)

してきます。

その組織を

顕微鏡検査(病理検査)

にて

乳がんの診断を

おこないます。

さらに

乳がんの中でも

どのような性格を

持っているかの分析にも

時間を必要とします。

今は

マスコミの報道により

乳腺外来が非常に

混雑しています。

従いまして

どちらの病院でも

すぐに検査をすることは

困難でしょう。

一ヶ月後に

受診し

それから乳腺エコーや

針生検を予約。

さらに

針生検から

病理結果の報告まで

2-3週間。

乳がんの

性格分析までおこなうと

さらに2-3週間を

必要とします。

今後の方針が

決定するまでに

どんなに

頑張っても

2-3ヶ月は経過して

しまうのが通常です。

結果を急いで

間違った方向に

向かってしまっては

いけません。

ひとつひとつ

検査をしっかり受けて

じっくり

結果を待つのが

一番です。

今から

3ヶ月が経過し

病気がみるみる

進行することは

通常

あり得ません。

まずは

1ヶ月後の検査を

お待ちくださいね。

乳がんでないことを

祈りながらも、

乳がんであっても

必ず解決策があることを

お忘れ無く(*^_^*)

応援しています(^^)/


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