浸潤性小葉癌という浸潤癌の中でも稀な病気についてご質問があったので、一般的な話について皆様にお伝えします。
浸潤性小葉癌は浸潤性乳癌の特殊型の一つです。乳癌は、組織学的に乳管とその末梢にある小葉の中間のTerminal Duct Lobular Unitといわれる部分から最初に発生すると言われています。できた癌細胞の形態が乳管細胞の方向にいけば乳管癌、小葉の細胞の方向に向かうと小葉癌になると考えられます。
浸潤性小葉癌は乳癌全体の約4%です。その特色としては、癌細胞がばらばらに乳房のなかに拡がることが多く、乳房温存術を行う場合にはしっかりと辺縁から距離をとること、また乳房温存後に放射線療法を行うことが大切。また、転移の仕方が乳管癌とやや異なり、乳管癌は肺、肝臓などへの転移が多く、小葉癌は髄膜、腹腔内の内臓などにも転移することがある、と言われています。
予後的には乳管癌よりも悪いと言われていますが、ステージ�の場合は一般的な乳管癌よりも良いという報告があります。また特色としては、反対側の乳房にできやすいこと、多発しやすいことがあげられます。
私たちは、どのようなタイプの癌であろうと常に全力で立ち向かってまいります。神奈川の乳腺外科医たちは常に日本の最先端の乳がん治療を目指して日々努力しています。もし心配なことがございましたら、何でもご相談ください。
東京の乳腺外科の先生たちとももちろん協力しながら、乳腺の診療にあたってまいりますので、これからもよろしくお願いいたします。


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