乳癌検診応援ブログ
諦めない女性を 外科医 高橋 保正
が応援します

乳房MRIの悩み

2015年06月07日
342PV

少し前になりますが

ふみさまから、

ご相談をいただきました。

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質問させて下さい。

左乳房に

1.5センチ程度の乳がんがみつかりました。

手術前のMRI検査の結果…

少し離れたところに、

気になるものがうつりました。

グラフを見ると

悪性かもしれないとのことで、

エコーで見て生検をすることになりました。

結果はがんではありませんでした。

しかし、

MRIにうつっていたものと

細胞をとったものが

同じだとは限らないし、

温存手術をすると

もしエコーでは見つけられないがんだった場合、

胸に残してしまうことになると説明されました。

放射線治療もあるから、

絶対に全摘とは言えない。

どちらにするか決めて来てほしいと

言われています。

MRIにしかうつらない乳がんもある。

MRIに反応しやすい良性のものもある。

私が先生の患者だった場合、

どのような選択を促しますか?

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高橋です。

ふみさま。

ご相談ありがとうございます。

最近MRIの進歩により、

同じように悩んでしまう方が

たくさんいらっしゃいます。

実際にはMRIで検知され

実際に乳がんである場合は

60%程度とやや精度は低いものと

考えております。

しかしそれも絶対ではありませんので

検知されるときちんと対応しなければ

いけません。

このような場合には

乳輪に沿った小さな傷から

乳頭乳輪温存皮下乳腺全摘術を

お勧めしています。

つまり乳腺だけを

すべて摘出する方法です。

乳首も皮膚も

温存する方法です。

手術後の放射線治療も

原則として必要ありません。

患者様ごとに

この方法が可能かどうかの判断が必要ですので

主治医の先生にお聞きくださいね。

でも主治医の先生との

信頼関係が崩れる場合がございますので

「高橋に聞いた」

とか、他の病院の医師の名前をだすのは

お控えになった方が良いかもしれませんね。

さりげなく確認するような感じで

お願いします。

ご参考になさってくださいませ。

応援しています(*^_^*)


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