乳癌検診応援ブログ
諦めない女性を 外科医 高橋 保正
が応援します

術前抗がん剤治療か手術か

2015年06月18日
285PV

かずみんさまから、

再度のご相談をいただきました。

かずみんさまの以前のご相談は

こちら

「甲状腺機能亢進症と乳がん」

→ https://blog.smile-again.net/?eid=1373120

***************************

先日、甲状腺機能亢進症のことで

相談した者です。

早速の回答

ありがとうございました。

あのあと、

内分泌科と乳腺外科のある病院に

転院しました。

ヨードを使う検査も、

内科のDr.がOKを出してくれたら

早めに行いましょうと・・・

とても気さくで

話しやすいDr.でした。

腫瘍の大きさもまだ2センチ弱で、

リンパへの転移も無さそうです。

ただ、抗がん剤が先か・・・

手術が先か・・・

決めてきて下さいと言われました。

正直、未知の体験なので

それぞれのメリットを聞いても

なかなか決めれずにいます。

リンパへの転移が無くても

痛みはあるものですか?

チクチク、時にはズキズキと

痛みがあるのも気になります。

毎日、先生の言葉を聞いて安心したり、

元気をもらったりしています。

本当にありがとうございます。

****************************


高橋です。

かずみんさま。

ご相談をありがとうございます。

一歩ずつ

前進されていらっしゃるようで

安心いたしました。

乳がんの治療は

手術を先におこなっても

抗がん剤を先におこなっても

今後の再発率や

命の長さに関して

違いはないと

報告されています。

手術前に抗がん剤を

おこなう目的は

二つあります。

一つ目は、

腫瘍が3cm以上であるために

乳房切除が必要と判断された方が

乳房温存手術をおこなうために

腫瘍縮小を期待する場合。

もう一つは

手術前に抗がん剤をおこなうことで

腫瘍縮小効果を確認し

今後の治療の成果を

実感できること。

以上の二つのうち

かずみんさまの場合には

二つ目。

今後の治療の効果を

実感できることです。

ただし

冒頭にお伝えしたように

手術前の抗がん剤治療も

手術後の抗がん剤治療も

効果は一緒です。

まずは

病気を切除し

一安心した状態で

抗がん剤治療に臨むか、

あるいは

がんを残した状態で

抗がん剤治療の6ヶ月間を

乗り切っていくか。

ご自身で

決めなければいけないのは

悩みますよね。

手術でスッキリして頑張るか。

効果をはっきり

自分の目で確かめながら

抗がん剤治療に

取りかかるか。

何度も自分で

イメージして

お決めくださいね。

分からないときには

何度も

主治医の先生にご相談して

構わないのですからね。

痛みは

転移とは関係ありません。

ホルモンバランスによるものや

針生検の内出血の影響と

考えます。

応援しています(*^_^*)

かずみんさまの以前のご相談は

こちら

「甲状腺機能亢進症と乳がん」

→ https://blog.smile-again.net/?eid=1373120


メルマガでは

私、高橋保正からの

メッセージを毎朝お届けします。

こちらからどうぞ↓↓


乳がん無料小冊子プレゼント

ご相談はこちらから(*^_^*)

→ https://blog.smile-again.net/soudan