乳癌検診応援ブログ
諦めない女性を 外科医 高橋 保正
が応援します

早期からの緩和ケア

2015年04月15日
296PV

せきさまから、

ご相談メールをいただきました。

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私の親戚が乳がんを患っております。

肺、肝臓に遠隔転移をしています。

抗がん剤を5年以上にわたり

打っております。

手足のしびれ、

体の部位が急につる、

爪がはがれるなど

かなり副作用があり、

また肝機能低下により

抗がん剤を半分に減らして

投与しています。

このまま抗がん剤を続けて

よいのでしょうか。

彼女は

打たなければすぐに

がんが増殖してしまうと言います。

あとはホスピスしかないと

話していました。

彼女は非常に気の強いポジティブな人です・・

私も何とかしてあげたいのですが、

何もできずにいます。

先生に少しでも

アドバイスをいただけたらと思います。

よろしくお願いします。

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高橋です。

メールをありがとうございます。

ご指摘の副作用が出現はしているものの

5年以上もがん細胞を抑えることが

できていると判断すれば

現在の抗がん剤の継続が適切かと存じます。

もちろんご親戚が

これ以上副作用が耐えられない状況になれば

別の新たな治療のご相談を

先生になさってみてくださいね。

早期からの

緩和ケアによる苦痛の緩和が

生活の質を向上させ

生存期間を延長させることが

論文にて報告されています。

また、ホスピスに行かなくても

お家で緩和ケアをお受けになることも

可能です。

抗がん剤をやめて

副作用のない生活を

笑顔でご自宅で

お過ごしいただくことも可能ですので

「あとはホスピスしかない。」

と絶望的な気持ちになる必要も

ございません。

またご不安な時には

ご相談くださいね。

これからも

応援しています!!


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