乳癌の分類についての3回目です。
 浸潤癌は、浸潤性乳管癌と特殊型に分けられます。浸潤性乳管癌は乳頭腺管癌と充実腺管癌と硬癌にわけられます。
 硬癌は、しこりをつくらず、乳管の外に散らばるように浸潤していく癌です。間質へ浸潤し、多くの場合線維の増生を伴います。マンモグラフィーでは、スピキュラというとげ状の陰影や、ひきつれなどの乱れ(いわゆる構築の乱れとよばれるもの)を認めます。分化度が低く、予後も比較的不良です。乳癌全体の40%を占めています。
 構築の乱れと呼ばれるものは、わたしたちマンモグラフィー読影医にとっては、浮き出て見えるものですが、なかなかそれに気づくようになるのには時間がかかります。また、見つけるのが困難な場合もあります。ですからわたしたちは、常に見落とすことがないように細心の注意を払って、マンモグラフィー読影をおこなっております。
 昨日、入学式を迎えたかわいいお子様のためにも、ちょっと病院やクリニックで、健康診断を受けておいてくださいね。
 今日は病院で緩和ケア委員会と化学療法委員会を開催してきました。これからの日本の癌治療に必要なことを探りながら、まずは周辺の皆様の幸福のためにできることを、日々確実に行っていきたいと思っています。