乳癌検診応援ブログ
諦めない女性を 外科医 高橋 保正
が応援します

断端陽性とホスピス

2014年05月08日
401PV

ありがとう(*^_^*)


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Sさまよりご相談です。

はじめまして。

先生のブログは知っていましたが
今回思い切ってメールしました。

今年はじめに非浸潤乳管癌の診断を受け、
春に乳房温存手術を受けました。

これから放射線治療が始まります。

病理結果のときに断端陽性でしたが
追加切除なしで良いといわれましたが
心配になってきました。

範囲も6,6㎝と広い範囲でした。

主治医の先生を
信用していないわけではありませんが、
もう一歩突っ込んで質問できませんでした。

このままの治療で大丈夫でしょうか。

もう一つは私の姉がやはり
乳がんを患っております。

肺、肝臓に遠隔転移をしています。

抗がん剤(6年間)を打っております。

手足のしびれ、体の部位が急につる、
爪がはがれるなどかなり副作用があり、
また肝機能低下により
抗がん剤を半分に減らして投与しています。

現在はハーセプチンとパージェタの組み合わせです。

このまま抗がん剤を続けてよいのでしょうか。

姉は打たなければすぐに
がんが増殖してしまうと言います。

あとはホスピスしかないと話していました。

姉は非常に気の強いポジティブな人です・・
私も何とかしてあげたいのですが、
何もできずにいます。

先生に少しでもアドバイスを
いただけたらと思います。

よろしくお願いします。

高橋よりお返事です。

ご相談どうも

ありがとうございます。

先生のおっしゃるとおり

「非浸潤がんの断端陽性」に対し

最近は

「放射線治療の追加で良い」

という考え方もございます。

しかし

広範囲の広がりを持つのであれば

「追加乳腺切除」

または

「皮下乳腺全摘」

あるいは

「乳房切除」

が望ましいと考えます。

もしご不安であれば

先生に

「他の選択肢はございませんか?」

とお尋ねになってみてくださいね。

その際にもご自分の中で

「がんがたくさん乳房内に残っている可能性」

「がんが実際はほとんど残っていなかった場合。」

「切除したのに、残ったがんはゼロである可能性。」

など、様々な可能性も考慮し

決断をなさることが大切です。

そして決断したのなら

後悔しないことです。

お姉さまに関しては

ご指摘の副作用が出現はしているものの

6年間もがん細胞を抑えることが

できていると判断すれば

現在の抗がん剤の継続が適切かと存じます。

もちろんお姉さまが

これ以上副作用が耐えられない状況になれば

別の新たな治療

のご相談を先生になさってみてくださいね。

ホスピスに行かなくても

お家で緩和ケアをお受けになることも

可能です。

抗がん剤をやめて

副作用のない生活を

笑顔でお過ごしいただくことも可能ですので

「あとはホスピスしかない。」

と絶望的な気持ちになる必要も

ございません。

またご不安な時には

ご相談くださいね。

応援しています(^_-)-☆

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