乳癌検診応援ブログ
諦めない女性を 外科医 高橋 保正
が応援します

去年は大丈夫だったのに

2016年04月13日
480PV

なおさまから

ご相談をいただきました。

********************

3月に人間ドックを受診し、

乳がん検査の結果

視触診 左乳房硬結で

要精密検査

マンモグラフィ

左下部乳房石灰化

微小円形 集簇性で

カテゴリー3

要受診となりました。

昨年も同時期に

同様の検査を受診して

視触診 異常なし

マンモグラフィ

左下部乳房石灰化

カテゴリー2

でした。

一年で

カテゴリーが進行したこと、

また視触診の際に医師より

エコーはやってないのか

と言われ、

とても不安になりました。

40歳を過ぎたため

視触診とマンモグラフィを

受診していたのですが

間違っていたのでしょうか。

視触診で所見あり

マンモグラフィで

カテゴリー3の場合

考えられる症状は

どのようなものが

あるのでしょうか。

人間ドックを受診した

センターから

総合病院の予約をお願いし

来週受診の予定ですが、

今後の流れや

留意すべきことがあれば

お教えください。

*********************


高橋です。

なおさま。

ご相談をありがとうございます。

一年前は大丈夫で

今回は

検診で

引っかかって

しまったのですね。

特別

ありえないお話では

ありません。

一年でも

乳房の検査結果は

変化が見られる

可能性がございます。

もちろん

乳房触診と

マンモグラフィーの

組み合わせで

問題はありません。

先生は

「エコーはやっていないのですか?」

と確認されただけだと思います。

ただし

乳房のしこりの中には

マンモグラフィーや触診で

はっきりしなくても

エコーのみで

発見できる乳がんも

ございます。

ですから

患者様には

自己負担が発生するとしても

触診と

マンモグラフィーと

エコーを

同時期にお受けになることを

お勧めしています。

お話だけからは

なおさまのお身体に

何が起きているのかを

推測することは

難しいです。

カテゴリー3であれば

乳がんである可能性は

10パーセント前後。

10人中の9人に

入っていることを

確認していただくのが

一番です。

具体的には

超音波検査で

しこりがないかを

確認していただくこと。

あきらかな

しこりがないのであれば

マンモトームにより

石灰化部分を

針で切り取って

検査をする、

針生検を

おこなっていただくことに

なると思います。

まずは

担当の先生の

お話をしっかり聞いて

ご相談なさって

くださいね。

これからも

応援しています(*^_^*)


(参考文献:乳癌診療ガイドライン2015)

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