葉状腫瘍には
再発という危険が
潜んでいます。
葉状腫瘍部分切除後の
局所再発率は
良性では8%、
境界病変では21%、
悪性では36%であった。
48人の高異型度の
悪性葉状腫瘍における
後ろ向きの検討によると、
10例は
切除マージン1cm以下の
局所切除、
14例は
切除マージンが1cm以上の
部分切除、
24例の乳房切除が
おこなわれていた。
平均腫瘍径は7.8cm、
経過観察の中央値は9年で
全体の局所再発率は44%であり
そのうち
切除マージンが1cm以下の
局所切除後の再発率は
60%であったが
1cm以上の部分切除後の
再発率は28%であった。
局所再発と全生存率には
腫瘍径と切除マージンが
関連していた。
初回切除後に
切除マージンが近い場合には
追加切除も考慮すべきである。
手術が
やっと終わったと思ったら
もう一度手術。
これほど
つらいことは
ありません。
でも
局所再発して
患者様を苦しめるより
少しでも
早期に
確実に根治に近づけて
差し上げることが
外科医の使命です。
時には
このような危険性に
ついて
しっかりとお伝えし
心を鬼にして
再手術をおこなうことも
あるのです(*^_^*)
(参考文献:乳癌診療ガイドライン2015)
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