大きな葉状腫瘍の場合
乳房全体を切除するか
あるいは
すこしでも乳房を温存するか
とても大事な問題です。
Surveillance,
Epidemiology and End Results(SEER)
に登録された悪性葉状腫瘍の
治療を受けた
821例を解析したところ
乳房切除術と乳房温存手術は
52%と48%に
おこなわれていた。
腫瘍径にかかわらず
乳房温存手術が
おこなわれた症例は
乳房切除術が
おこなわれた症例と比べて
全生存率は同等か
それより良好であった。
よって
適応を選び
切除マージンが
確保されている限り
乳房温存手術は
適正な術式である。
この結果からは
どんなに大きな
葉状腫瘍でも
乳房切除を
おこなったからといって
命の長さが
変わってくるわけでは
ありません。
実際には
大きな葉状腫瘍の場合、
かろうじて
乳輪や乳房を
残せたとしても、
術後に
大きく変形したり
乳輪の血流が落ちて
しまうこともあります。
主治医の先生とともに
術後起こりうる変化についても
十分に話し合っておく
必要があります(*^_^*)
(参考文献:乳癌診療ガイドライン2015)
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