乳癌検診応援ブログ
諦めない女性を 外科医 高橋 保正
が応援します

120%の覚悟。

2012年04月20日
272PV

何があってもあなたはあなた。

閉経前ホルモン受容体陽性乳癌
に対する術後内分泌療法として,
タモキシフェンおよび
LH-RHアゴニストは
勧められるか その2

推奨グレード B
(勧められる)

タモキシフェンと
LH-RHアゴニストの
併用投与は有用である。

メタアナリシスの結果では,
LH-RHアゴニスト
±タモキシフェンは
化学療法(主にCMF)
と同等の効果であった。

年齢を考慮して
LH-RHアゴニストの
効果を解析した場合,
化学療法(±タモキシフェン)
へのLH-RHアゴニストの追加効果は,
40歳以下で認められるのに対して
40歳を超える場合には認められず,
特に35歳以下で
高い追加効果がみられた。

また,
NSABPの
後ろ向き解析の結果でも,
手術単独または
化学療法に
タモキシフェンを
追加した場合の再発リスクは,
35歳未満の患者は
35歳以上の患者より
高いことが報告され,
若年者においては
卵巣機能抑制を追加する
必要性が示唆された 。

LH-RHアゴニストの
投与期間は,
メタアナリシスで
解析された試験では
18カ月から5年と
ばらつきがあるが,
これらの試験の大部分が
2~3年間の投与期間
であることから,
2~3年間が妥当と考える。

ただ,
適切な治療期間に関する
コンセンサスは
まだ得られていない。


”乳がん診療ガイドライン 2011” 日本乳癌学会
より抜粋引用、一部改変

乳がん検診伝道師の
外科医 高橋保正です。

乳がんであることを
お伝えする瞬間。

私のこころの中には、
たくさんの覚悟の気持ちが
渦巻きます。

御本人の悲しみを
すべて受け止める覚悟。

御家族の不安を、
一緒に解決していく覚悟。

問題なくあらゆる治療を、
完遂させる覚悟。

これから
10年以上に及ぶかもしれない
患者様の闘病生活を
支え続ける覚悟。

患者様の人生が
いつまでも輝き続けるよう
サポートする覚悟。

そういった覚悟の気持ちを
自分の中で再確認し、
その覚悟が120%、
こころの中で
充実していることを
しっかりと確認してから
患者様をお部屋に
お呼びしお話を始めます。

一方、
乳がんであることを、
患者様が伝えられたとき、
患者様ごとに
覚悟の気持ちは異なります。

全くこころの準備が
出来ていないために
泣き崩れてしまう方。

目の前が真っ白になって
何も聞こえなくなって
しまう方。

少し覚悟の気持ちがあって、
でも悲しくて
なかなか現実を
受け止められない方。

十分な覚悟の気持ちを
お持ちの方。

先日は、
こんな覚悟の気持ちを
私におっしゃった
患者様がいらっしゃいます。

「わかりました。

 私は乳がんなんですね。

 私の娘は障害があります。

 あの娘を残して、

 私が死ぬわけにはいきません。

 絶対に乳がんに負けません。

 先生のおっしゃる治療は

 すべて受けます。

 よろしくお願いします、先生。」

彼女は、
目に大粒の涙をためながら
私にそうおっしゃいました。

患者様も120%の覚悟で
乳がんに立ち向かいます。

ですから私たち医師も、
120%、いやもっともっと全力で、
自分の人生をかけてまでも
患者様、そして御家族とともに
乳がんに立ち向かって
いかなければなりません。

医師は
軽々しく
がんの病名をお伝えしたり、
寿命についてお伝えすることは
許されません。

患者様の人生を守り抜く、
そんな強い覚悟と決意を持って、
患者様と語り合うべきだと
私は思っているんです。


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