乳癌検診応援ブログ
諦めない女性を 外科医 高橋 保正
が応援します

常識をひっくりかえす。

2012年05月26日
309 ビューPV

常識なんて必要ない?

非浸潤性乳管癌に対する
乳房温存手術後に
内分泌療法は勧められるか
その3

DCISに対する術後内分泌療法として,現在アロマターゼ阻害薬の有用性に関するランダム化比較試験(NSABP B-35,IBIS-?など)が行われているが,結果の報告はまだなされていないため,現時点での使用は勧められない。以上より,DCISに対する乳房温存手術後にタモキシフェンを投与することは,温存乳房内再発および対側乳癌を減少させる。ただし,温存乳房内再発の減少効果は放射線療法のほうが大きく,タモキシフェンはこれに代わるものではない。DCISに対する乳房切除術後の内分泌療法の有用性を証明するデータはないが,対側乳癌を減少させると考えられるものの,副作用とのバランスを考えた場合に投与すべきかどうかを検討した報告はない。また,日本人においては,対側乳癌発症率を調べたデータがないため,どの程度のメリットがあるのかは不明である。

タモキシフェンの全乳癌イベントの改善効果は,NASBP B-24では5年で5.2%,UK/ANZでは10年で6.3%であったが,OS(全生存期間)の改善効果はみられない。タモキシフェン投与により,ほてりなどの症状によるQOLの低下および深部静脈血栓症や子宮内膜癌のリスク上昇が懸念されるため,副作用と有用性のバランスを考えて,投与の可否を決定することが勧められる。


”乳がん診療ガイドライン 2011” 日本乳癌学会
より抜粋引用、一部改変

 乳がん検診伝道師の

 外科医 高橋保正です。

 今日は、

 外科医の集まりの会に

 参加してきました。

 その懇親会の席で、

 閉会の挨拶として開業医の先生が

 おっしゃいました。

「本当は手術なんてなくなればいい。

 薬だけで

 がんが治せる時代が

 早く来て欲しい。」

 確かにそうですね。

 がんが見つかったら

 手術で切除する。

 今は常識と思われていることが

 10年後には非常識かもしれません。

 日々の診療の中で、

 当たり前と思っていることを

 時々振り返って

 改善できる点がないかどうか

 考え続けることが

 とても大切だと思います。

「昨日までの常識を疑え」

 それは大事な発想です。

 私も日々

 自分がおこなってることが

 本当に皆様に

 喜んでいただけているのか、

 常に自分を検証し、

 皆様の御意見をお伺いするように

 しています。

 そうそう。

 今週は神奈川乳癌治療研究会の

 ご相談担当週間です。

 よかったら覗いてみてね。

 →→ http://www.kbcts.gr.jp/

 
 いつも頑張ってるあなたの

 健康と安全をお祈りし、

 そして応援しています。

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