乳癌検診応援ブログ
諦めない女性を 外科医 高橋 保正
が応援します

忘れないで。

2011年09月05日
259PV

私たちはずっと忘れない。


-The abstract of my blog on 4th September-

Yesterday, I posted four pictures regarding Sendai trip. 1st – Shinkansen; You took “Hayate.” It took an hour and forty minutes to get Sendai from Tokyo. It’s faster than “MAX Yamabiko.” I didn’t know about that at first so I was about to make a mistake to reserve the seat. 2nd – a packed lunch; Of course I chose fried chicken. 3rd – a graphic chart; I took part in the session about verification whether disadvantage exceed advantage in breast cancer screening for women in their 40s in Japan. About when women get breast cancer, the peak of the graph which shows Japanese’ age range is 40-49, while Americans’ one is 65-79. So we can’t apply the conclusion that U.S. Preventive Services Task Force doesn’t recommend women in their 40s to take a mammography exam regularly to Japanese women without giving it much thought. It means disadvantage of mammography for Japanese women in their 40s is smaller then that for American women. 4th – dinner; I was satisfied with “Gyuutan,” which was popular in Sendai. After dinner, I got back to Tokyo in order to keep promise with my patient.
(Translation supported by Mari Numata)

リンパ節転移陽性症例に対するSLN単独と郭清の比較 その11
センチネルリンパ節のみの転移で非センチネルリンパ節への転移を認めない症例には、腋窩リンパ節郭清の省略が可能なことから、それを特定する研究が行われている。当初、腫瘍やセンチネルリンパ節転移径の大きさなどが非センチネルリンパ節転移と関係するとされたが、その後の検討でそれらの因子を用いても非センチネルリンパ節の13~26%に転移が認められることが報告された。この検討では、それ以外に腫瘍の脈管侵襲や皮膜外浸潤などの因子を考慮しても非センチネルリンパ節転移の予測は困難であるとされた。

”これからの乳癌診療 2010-2011” 
監修 園尾博司先生 
金原出版株式会社
より抜粋引用、一部改変

被災地の皆様のことも忘れていませんからね。

今年は、本来7月に予定されていた日本乳がん学会総会です。

震災の影響もあり、急遽9月に延期して開催されました。

それでも学会本部が仙台開催にこだわった理由は、

やはり被災地の活性化と応援だと思います。

ですから、

私は参加できませんでしたが、

懇親会が予定通りに開催されたのも、

「いつも通りの会を開こう。」

「地元のお食事、お酒をみんなでいただこう。」

そういう配慮があったのだと思います。

もちろん、仮にそういう考えがあったとしても

みんなが楽しんでいるのを許せない皆様も

いらっしゃると思います。

みんなそれぞれのお考えや、

亡くされた御家族のことなどもあり、

みんなが満足出来る答えはないのかもしれません。

私の仙台日帰り旅行の一日目のお昼休みのことです。

偶然乗車したタクシーの運転手さんに、

震災の時の様子をお伺いしました。

すると運転手さんは、

「親は実家ごと波にさらわれたよ。」

と、寂しそうにそっとつぶやきました。

正直、なんとお返事すれば良いか

分かりませんでした。

「余計なことを聞いた。」

「つらいことを思い出させてしまった。」

反省の想いしか浮かびません。

でも、私の口から出てきた言葉は

自分でも驚くものでした。

「もしおつらくなければ御実家のあたりに、

連れていっていただけますか?

今の状況を見せてくださいませんか?」

運転手さんは、

「見ていただけるんですか?」

そうおっしゃってくださいました。

その後、仙台市若林区荒浜というところの

海岸線まで連れていっていただきました。

その時のお写真をお届けします。

私はかなりショックを受けました。

SENDAI bayside 7.jpg

海岸線に向かう道のガソリンスタンド。

このスタンドも津波にのまれて、

このような無残な姿を残しています。

ここは、海岸から約1kmは内陸に入ったところです。

それなのにこんな姿になっています。

SENDAI bayside 6.jpg

海のすぐ目の前の一帯です。

ここは住宅街だったそうです。

今残っているのは、この一軒のみ。

しかもほとんど原型をとどめていません。

SENDAI bayside 8.jpg

向こうに広がるのは海岸線です。

住宅街はすっかり波にのまれてしまいました。

SENDAI bayside 5.jpg

海岸沿いにたくさん生えていた樹木も、

すっかりなぎ倒されています。

この樹木も津波にのみ込まれたのに、

鳥居だけが残っています。


すっかり悲しい気持ちにさせてしまいましたね。

でも、今もこの悲しみと闘っている方が、

たくさんいらっしゃるのです。

そして、被災地にも

患者様はたくさんいらっしゃいます。

私たちも、毎日

たくさん色々なことを

考えなければいけないですね。

そして、

この事実を忘れてはいけません。

明日は、元気に私の発表の様子をお伝えしますね。

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