今日も、電話のベルが・・・
<初期治療>
ー術前内分泌療法 その3ー
3.タモキシフェンとアロマターゼ阻害薬との比較(閉経後患者)
タモキシフェンまたはレトロゾール(2.5mg)による
4ヶ月間術前治療の二重盲検ランダム化比較試験(n=324)では、
レトロゾールで有意に奏効率が高く(60% vs 41%)
乳房温存率も高かった(48% vs 36%)。
レトロゾールとタモキシフェンの奏効率の差は
HER1またはHER2陽性例で大きかった(88% vs 21%)。
3ヶ月間のタモキシフェンあるいはアナストロゾール(1mg)
または
両者併用術前治療の二重盲検ランダム化比較試験(IMPACT n=330)
では、
三群で奏効率(36%,37%,39%)と乳房温存率に差は認めなかったが、
HER2陽性(n=34)においては
アナストロゾールの奏効率が高い傾向にあった(58% vs 22%)。
”乳がん診療ガイドライン2010 薬物療法” より抜粋引用
レトロゾールは商品名 フェマーラ、
アナストロゾールは商品名 アリミデックスです。
今日は手術があれば急いで飛んでいかなければいけません。
心が落ち着きません。
私が当番の時には・・・
かなりの確率で、緊急手術があります。
ですから、覚悟を決めています。
覚悟をきめると、意外と何も起きないことが多いのです。
皆様も覚悟を決めると、
意外と良い方向に向かっていきます。
ちいさな覚悟で良いんだよね。
あきらめの覚悟じゃなくて、
がんばるぞって覚悟だよね!
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yasuu先生、こんにちは!いつも、温かいブログ、
毎晩、楽しみに見てます(*^^*)
パシフィコでのフォーラム、お疲れ様でした。
私も行きましたよ!そして、遠くからですが、先生の事、見つめてました(笑)。優しい口調でお話しする先生、ますますファンになりました!
先生、私はホルモン療法の治療を受けています。ERが高度陽性なので…。今までは、抗がん剤を逃れ、ホルモン療法で良かったと思ってました。抗がん剤をやってる人達の方が、病気が重く、大変だという印象を、自分も、周りの人も持ってました。でも、いろいろ勉強するうちに、逆に、ER高度陽性って、癌が育ちやすいって事ですよね。再発しやすいとか…。決して、安心できる事ではないのかと…
だから、女性ホルモンを断ち切る治療をしてるわけですけどね(^o^;)
ゾラは五年やった方が良いと、主治医の先生に言われました。この五年の間に、閉経したかどうかは、どのように調べられるのですか?注射している限り、閉経状態ですよね…
正直、長いです。副作用がまだまだ続くと思うと~(;_;)
抗がん剤の副作用に比べたら軽いのでしょうけど、長く続く事を考えたら、決して楽ではないと思います。
先生のお考え、聞かせて下さいね。
よろしくお願いします。
お忙しい先生、どうぞお身体、お気をつけくださいませ。
みーたん様 from yasuu
ご訪問どうもありがとうございます。
フォーラムへもお越しいただき、
どうもありがとうございました。
ホルモン感受性乳がんは、
ホルモン非感受性乳がんに比べると、
ホルモン治療が有効であるという点で有利です。
治療手段があるのですから、不安に思う必要はありません。
ホルモン療法にも、
だるさや発汗、ほてりなどが副作用としてございます。
どうしてもつらい場合には、
ホルモン治療の内容を変更することも考慮します。
平均閉経年齢は日本人は52歳ですから、
まずはその年齢を目標にして、
ホルモン治療を継続します。
閉経かどうかは、
ホルモン治療を中止し、
2ヶ月ほど経過してから血中ホルモンを計測します。
それは主治医の先生にご相談くださいませ。
「私には予防の手段があるのだ!」
と前向きにとらえてくださいませ。
またご不安な時にはいつでもお越しください。
お待ちしています。
yasuu