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＜初期治療＞

ー術前化学療法　その2ー

術前術後の化学療法の効果を検討するために、

初めておこなわれた大規模なランダム化比較試験は、

NSABP B-18である。

試験実施当時の標準治療であるAC療法の

術前実施と術後実施を比較した結果

DFS（無病生存期間）、OS（全生存期間）において

術前・術後による差は認めなかった。

さらに、

術前AC4サイクル→ドセタキセル4サイクル投与群、

術前AC4サイクル群、

術前AC4サイクル＋術後ドセタキセル4サイクル群、

の3群のランダム化比較試験(NSABP B-27)が

検討された。

この試験でも、

術前投与と術後投与で

DFS,OSに有意差はなかった。

この他にも、

術前術後の化学療法の効果を比較する多くの臨床試験が

実施され、

メタアナリシスにより

術前化学療法は術後化学療法と同等の生存率が

得られることが確認された。

”乳がん診療ガイドライン2010 薬物療法”　より抜粋引用

気がつけば来週、院内の乳がん勉強会があります。

院内や関連施設のスタッフが対象なのですが、

徐々にチーム医療の輪が広がりつつあります。

参加人数も増加傾向です。

今回は、

”乳腺MRI検査の最近の知見と家族性乳がんについて”

の勉強会を、大学病院の先生をお招きしておこないます。

学んだことは、

皆様にお伝えします。

外部の医療スタッフの皆様で、

ご参加をご希望の方は、メールをくださいね。

お待ちしています。

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緩和ケアチーム
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