乳癌検診応援ブログ
諦めない女性を 外科医 高橋 保正
が応援します

師匠と弟子。

2010年10月24日
297PV

英語では、
メンターとメンティです。

再発乳がん治療の要点 その4

ー局所療法 その2ー

(昨日の続き)

局所療法を追加する場合に、

以下の点に留意する。

  1. 遠隔転移を伴う症例での

    原発病巣に対する外科的切除は、

    出血、疼痛、感染コントロール以外には、

    その意義は見いだされていない。

    観察研究で生存期間が延長しているかのような

    報告があるが、

    セレクションバイアスの結果である。

  2. 脳転移巣に対する定位放射線照射、

    有痛性あるいは骨折の危険のある

    骨転移に対する体外照射、

    有痛性骨転移に対する電子線照射などは、
    QOL(人生、生活の質)向上をもたらすので意義がある。

”コンセンサス癌治療 2010 summer” 
再発乳がん治療の要点
渡辺 亨先生 より抜粋引用、一部改変

セレクションバイアスって、なに??

きっと、昨日からそう思っている方も

いらっしゃるでしょう。

もうご存じの皆様もいっぱいいらっしゃると

思います。

これは、統計データを出すときに、

すべての対象者をもとにデータをだすのではなく、

データを作為的に良い方向に持っていこうとしたり、

結果として良いデータばかり収集してしまうこと

を言います。

つまり公平なデータではないということです。

がんの転移に対する症状の緩和においても、

外科治療や放射線治療は重要な役割を

持ちます。

緩和ケアにも幅広い知識や、

高度なテクニックが必要です。

でも、緩和ケアは決して難しいことではありません。

こころを込めて治療をおこなうこと。

それが何よりも大切なのです。

今日は久し振りに高校時代の先生に、

お会いしました。

英語の先生です。

「高橋は英語の発音がいいね。」

っていつも褒めてくれていました。

そのおかげで、どれほど自信がついたことか、

どれほど英語が好きになったことか。

優れた先生のおかげで、

今の私がいます。

たくさんの人々が、

私の人生を支えてくれています。

だから私も、

あなたの人生をこれからもずっと支えていきますよ。

それはなかなか大変だよね。
でもみんなのために
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