まさかそんなはずが・・、と思いました。
―乳がんの病理学的因子をめぐる最近の動向:
St.Gallenコンセンサスの変遷 その7―エストロゲンレセプター判定の具体的な数値は、
St.Gallen(ザンクトガレン)の
1998年のコンセンサスレポートで
“IHC法でホルモンレセプター染色細胞が10%以上”2001年、2003年には、
“ホルモンレセプター染色細胞が1%と少ない場合でも、内分泌反応性はあると思われる”といった記載があります。
またAllred scoreについては、
Harveyらが1999年に、術後内分泌療法をおこなった症例の予後を解析し、染色細胞割合スコア(PS)
と
染色強度スコア(IS)
を足した総スコア(TS)が3点以上と2点以下で、無病生存率(病気の再発がない状態での生存率;yasuu注釈)に有意差があり、
TS 3点が最適なカットオフ値になると報告しています。
Allred scoreのTS 3点以上には、理論上はPSが1%以下で中染性、強染性のものが含まれてきます。
日本では、内分泌療法の適応をホルモンレセプター10%以上としている施設が多く、1%や”
Any ER staining(わずかでもエストロゲンレセプター陽性であれば;yasuu注釈)“という基準が急に出てきたという感覚があるかもしれませんが、海外ではずいぶん前からこうしたことが論じられていたのですね。
“乳がんにおける最新の病理学的因子の評価基準とその臨床応用をめぐって“
Breast Cancer Discussion より抜粋引用
発行:アストラゼネカ株式会社、日本化薬株式会社
制作:リノ・メディカル株式会社
どういう経緯を経て、今の日本の乳がん治療が行われているのかを理解することはとても大切なことです。
歴史を学んで新しいことを学ぶ。
そう。“温故知新”が大切です。
患者様から、
「職場でいじめられている」、というお話を聞きました。
私は耳を疑いました。
その方は表面上はとっても強い女性です。
しかし内面はとっても繊細です。
よく聞くと、抗がん剤治療にともなう脱毛に関していじめがあるそうです。
見た目を冷やかしたり、ひどい言葉を投げかけられたりするのです。
でも・・「相手にしてません。」
彼女がきっぱりとそうおっしゃっていました。
心理学の世界では、
“消去の原理”と言います。
人は何か報酬がないと頑張れません。
もし誰かをいじめても、反応がなければやがていじめは消えていきます。
そう、やりがいがないのです。
ですから、いじめがあったときには・・・・やり過ごしましょう。
嵐が過ぎるまで、心を“無”にしましょう。
反応するのを止めましょう。
それがコツです。
決して皆さま、負けないようにね!!
それにしても最近つらいお話が多いね。
みんな余裕が無いんだね。
つらいときこそ、余裕の表情で過ごそうね!!
引き続き、アンケートにもご協力くださいませ。
みんなお忙しいと思いますが、お願いします。
皆さまの投票がこれからの乳がん治療を変えるのです!
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