朝の回診で看護師さんが一言
―乳がんの病理学的因子をめぐる最近の動向:
St.Gallenコンセンサスの変遷 その16―すると可能であれば、核グレードとKi-67の両方を調べたほうがいいということでしょうか。
悪性度を核グレードで評価した場合には、類似したものを評価していることになりますね。
現在、いくつかの臨床研究において、術後薬物療法の前・後のKi-67を調べ、それらと画像や病理による臨床研究を比較して、核グレードとともに独立した効果予測因子となるか否か検討中ですので、その位置づけはもう少し静観したいと思います。ER陽性/HER2陰性、グレード2の乳がんにおけるKi-67測定の臨床的意義はかなり大きいようですので、これらの症例に限ってKi-67を調べるということは必要となるでしょう。
その場合、Ki-67の判定方法が問題となります。“乳がんにおける最新の病理学的因子の評価基準とその臨床応用をめぐって“
Breast Cancer Discussion より抜粋引用
発行:アストラゼネカ株式会社、日本化薬株式会社
制作:リノ・メディカル株式会社
かなりKi-67についての考え方が分かってきましたね。
ただ測ればいいってものではない。
腫瘍マーカーも一緒ですよね?
今朝の回診の時に、入院中のおじいさまがベッドの上で一生懸命起き上がろう、そして立ち上がろう、と頑張っていました。
おじいさまはおトイレに立ちたかったようです。
おじいさまはフラフラして今にもベッドから落ちそうです。
私が手をさしのべようとしたその瞬間、
看護師さんがさっと助けに来てくれました。
いつも一生懸命な看護師さんです。
「先生ありがとう。
でも一晩中こうやって何回も一緒に、
おトイレがんばってしたんだもんね!
二人で一緒に頑張れるから大丈夫だよね。」
っておじいさまに看護師さんが話しかけます。
すると、おじいさまも笑顔で
「うんうん」とうなずいていました。
常にそばにいて、患者様を支える看護師さん。
その強さを感じました。
私たち医師はずっと患者様のそばにいられるわけではありません。
やはりずーっとそばにいてくださる看護師さんは患者様の強い味方です。
まして、“患者様と一緒に頑張ってくれる”看護師さんは素晴らしいと思いました。
今日は朝から心がじんわりとしましたよ。
確かにそういう看護師さんも多いよね。
でも中にはその思いが患者様に届きにくい看護師さんもいるね。
なかなか100%は無理だけど、
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