乳癌検診応援ブログ
諦めない女性を 外科医 高橋 保正
が応援します

もっともっと。

2010年05月16日
284PV

やってもやってもまだまだ足りない。


<術後薬物療法>

―閉経前ホルモン療法―

閉経前では、tamoxifen(TAM)単独またはTAM+卵巣機能抑制が標準であるとされ、卵巣機能抑制単独または卵巣摘除は特別な状況のみ許容されるとされた。

一方、TAM禁忌例にはアロマターゼ阻害薬(AI)+卵巣機能抑制が使用できる。

TAMは薬物代謝酵素CYP2D6により活性の強いエンドキシフェン(endoxifene)に変換される。

このCYP2D6には、遺伝子多型が存在し、酵素活性の低い遺伝子多型を有する女性では、TAMからエンドキシフェンへの変換が低下している。

実際にTAM補助療法において、低活性型CYP2D6をホモで有する女性は有意に予後不良であった。

しかし、CYP2D6の遺伝子多型を日常診療で行うことは推奨されていない。

ちなみにこれらの遺伝子多型の頻度は、

欧米人(白人)の20数%に比べ、

日本人では7%程度と少ない。

“乳癌ガイドライン  園尾 博司先生 川崎医科大学乳腺甲状腺外科“ 
外科  vol.71 No.11 2009 南江堂 より抜粋引用

ホモとは、いわゆるそのことではなくて、

遺伝子において同じ対立遺伝子を持つ状態であるホモ接合型のことです。

びっくりしたでしょ?

アンケートを皆さま、どうもありがとうございました。

なかなかお答えにくい内容でしたが、皆さまのご協力により、1ヶ月間のアンケート期間を無事終了することができました。

まだ、受付はできますので、他のページからお入りいただければ、お答えいただけます。

全国の中から、ジャスト200名の皆さまからのお返事をいただきました。

わたくしの、そして皆さまの大切な大切な宝物です。

まとめ作業に入りますので、結果はまた後日お伝えいたします。

明後日は緩和ケアチームのミーティングがあります。

また1人でも多くの患者様が、痛みや苦痛や悩みから解放されますように。

お祈りしながら活動を続けていきたいと思います。

近日、緩和ケアチームのホームページを大公開!

お楽しみにー!

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(どこへも行かないよ。
もっとあなたの近くへいくだけだよ!by yasuu)
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