乳癌検診応援ブログ
諦めない女性を 外科医 高橋 保正
が応援します

いつでもどこでも御一緒に。

2010年05月27日
320PV

ほっと一息です。


―乳腺MRI その2―
術前薬物治療後の効果判定は術式選択に重要である。

腫瘍に壊死や線維化などの修飾が加わるため過大評価や過小評価が生じやすく、複数のmodalityで総合的に判断することが必要である。

病理学的残存腫瘍径との比較でMRIは71%と比較的良好な成績で、術前薬物治療後の広がり診断においても有用である。

MRIの問題点として、特異度の低さがあげられる。

対側の所見との比較や、拡散強調像を参考にすることが特異度の改善に寄与する。

“乳癌画像診断の進歩 大地哲也 神尾孝子 亀岡信悟
東京女子医科大学第二外科“ 
外科  vol.71 No.11 2009 南江堂 より抜粋引用

特異度って、MRIで異常があるって指摘されて、本当に乳がんである確率のことです。

ようするに、たくさん引っかかるけど本当にすべての方が乳がんというわけではないと言う事ですね。

今日は、たくさんの方が緩和ケアの勉強会に御参加くださいました。

スライドの発表があったので全力でトークし、今終わって軽く燃え尽きているところです。

今日のテーマは、“在宅の緩和ケア“でした。

外来での患者様と私のひととき、

病院での患者様と私のひととき、

その一瞬一瞬で私は精一杯のできることをいたします。

でも患者様は、本当はご自宅にいらっしゃる時間が一番長いのですよね。

それを私たち医療スタッフは忘れてはいけません。

医療従事者は病院から帰るとき、必ずそのことを思い出すべきだと思います。

あの方は、今どんなことを思っているかな?

十分にお話をご理解いただけたかな?

泣いてないかな。

痛みは落ち着いているかな?

いつも振り返り色々なことを考える方が、皆様の痛みや苦しみに共感できるのではないかと思っています。

「そんなの疲れちゃうよ」っていう病院スタッフもいるかもしれません。

でも自分のいないところで、患者様や御家族様が泣いていることの方が、

私にはつらいのです。

おうちでつらいことがあったら、すぐに連絡ができる体制を準備すること。

それが在宅における緩和ケアの大切な一歩だと思っています。

じゃあさ、じゃあさ、
つらいことがあったらどんどん連絡するからね。
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