人から邪魔者扱いされるのは絶対にいやですね。
―術前内分泌療法―
池田 正先生:
紅林先生は実際にどうされていますか。
紅林淳一先生:
基本的にはやはり臨床試験ベースですが、高齢で手術に堪えられなさそうな方などの場合には、ホルモンレセプターが陽性であればAI剤(アロマターゼ阻害剤;yasuu注釈)をprimary systemic therapy(初回全身療法;yasuu注釈)という形で使います。あとはトライアルベース(試験的に;yasuu注釈)で閉経前、閉経後の温存の適応を拡大する意味で使うことがあります。
座談会「TEAM試験後の内分泌療法の位置づけと今後について」
池田 正先生(帝京大学医学部 外科学講座)
岩瀬弘敬先生(熊本大学大学院 乳腺・内分泌外科)
紅林淳一先生(川崎医科大学外科学(乳腺甲状腺))
西村令喜先生(熊本市民病院 乳腺内分泌外科)
穂積康夫先生(自治医科大学付属病院 乳腺・総合外科)(五十音順)
“乳癌の臨床” vol.24 2009.5 篠原出版新社 より抜粋引用
まだこのように術前内分泌療法は試験的に行われていることが多いのです。
じっくり主治医の先生にお話を聞いてみてください。
誰かを“邪魔“だと思ったことがありますか。
「あの人がいなければ・・。」
そう思ったことはありますか。
昨日読破したこの本は、そんな心の奥に封印された気持ちを呼び覚ます、荒々しさを持っています。
とある町で起きた放火事件。
刑事たちを取り囲んでオヤジ狩りをする怖いもの知らずの中学生。
放火事件の犯人と刑事たちとの駆け引き。
そして、妻を失い心に傷を持った刑事。
みんなそれぞれにもがき苦しみ、そして最後に放火犯の妻が夫のためにとった行動は・・・。
かなり読み応えのある作品でした。