乳癌検診応援ブログ
諦めない女性を 外科医 高橋 保正
が応援します

もうすぐ誕生日。

2010年01月27日
253PV

あと少しですね。

―術前内分泌療法―
池田 正先生:
いろいろな目的がありますが、
温存手術の率を高めることと、
レスポンスをみることと、
バイオロジカルな研究をすること、
この3つに集約されるのかと思います。
あとは、閉経前の場合には化学療法がありますから、
いま内分泌療法をやる場合にはクリニカルトライアルベースになりますが、
閉経後に関しては一応対象となると考えられる。
これはSt.Gallenのボーディングでも、
90%の人が一応リーズナブルであると答えていたというデータもありますから、
それが日本でも認知されつつあるというふうに理解してよろしいのではないかと思います。
その場合は、N0、それからhighly endocrine responsiveということを前提にしているというのが現状かと思います。
yasuu注釈:
レスポンス(反応)
バイオロジカル(生物学的)
St.Gallen(ザンクトガレンカンファレンス)
ボーディング(投票)
N0(リンパ節転移なし)
highly endocrine responsive(高いホルモン感受性)
座談会「TEAM試験後の内分泌療法の位置づけと今後について」
池田 正先生(帝京大学医学部 外科学講座)
岩瀬弘敬先生(熊本大学大学院 乳腺・内分泌外科)
紅林淳一先生(川崎医科大学外科学(乳腺甲状腺))
西村令喜先生(熊本市民病院 乳腺内分泌外科)
穂積康夫先生(自治医科大学付属病院 乳腺・総合外科)(五十音順)
“乳癌の臨床” vol.24 2009.5 篠原出版新社 より抜粋引用

世界中の乳腺外科医も術前ホルモン療法に注目しています。
ご自分の体にある腫瘍が、ホルモン療法によりみるみる小さくなっていくのは、
とっても嬉しいことですね。
でも、もし効果があまり見られなくても、
「他の方法を見つけなさい!」
というヒントになりますから、そういった意味では非常に意義のあることです。
腫瘍が小さくならなくても、がっかりする必要はありません。
このブログのお誕生日がもうすぐやってきます。
まもなく丸2年。
たくさんの皆様に支えられてここまできました。
あと何年、いや何十年続けられるかは分かりませんが、
ひとりでも多くの皆様が元気になれましたら、私も幸せです。
ひとりでできることは限られています。
でもそれをコツコツと毎日続けることで、
大きなパワーを生み出すと信じています。
これからもコツコツ行きますから、よろしければついて来てくださいね。
「えーっと、
どこについていけばよろしいんでしたっけ?」
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