今日は
肥満と閉経後乳がんについて
考えていきましょう。
閉経後女性では
肥満が
乳癌発症リスクを
増加させることは
確実である。
エビデンスグレード
確実
2014年に
日本人を対象とした
解析の結果が
報告された。
閉経後女性において
BMIの増加は
乳癌発症リスクの増加と
有意に
関連していた。
閉経後のBMI(Body Mass Index)は
24以上29未満で
ハザード比 1.50
(95%CI:1.09-2.08)
29以上で
ハザード比 2.13
(95%CI:1.09-4.16)
であった。
閉経後の肥満は
BMI上昇に伴い
直線的に
乳癌発症リスクを
上昇させる。
ひとつの結果が
ある集団で
起こる割合を1とします。
別の
特徴を持った集団で
同じ結果が起こる割合を
数値で表したものが
ハザード比。
例えば
がんの患者様の場合には
抗がん剤治療など
有効な治療を
受けた集団では
1より数字が下がります。
1より
数字が高い場合には
危険性が
高まっているという
結論になります。
今回の場合
肥満の指標である
BMIが増加するほど
乳がんになる危険性が
増加することが
ハザード比で
確認できました。
1.5であれば
50%増加したということ。
2.0であれば
100%増加した、
すなわち
2倍の結果になったと
いうことです。
体型を
維持することは
見た目にも
大切ですし
健康面でも
大切なのですね。
なかなか
耳の痛いお話が
続きます。
食べ過ぎず、
飲み過ぎず、
普通に過ごすことが
一番
安全と言えます。
考えてみれば
当然と言えば当然の
お話に
落ち着いてしまいますね(*^_^*)
明日は
身長について
考えていきましょう。
(参考文献:乳癌診療ガイドライン2015)
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