今、外来終了です。
<ご質問>
腫瘍マーカーって何ですか?
<お答え>
腫瘍マーカーとは、がん細胞がつくる物質、またはがん細胞に反応して正常細胞がつくる物質のことで、血液や体液などの中に含まれています。
血液を検査して、その物質がどれくらい存在するかをみて、体内にがんがあるかどうかを推測したり、治療の効果が出ているかどうかを判断したりします。
ただし、がんが体内にあれば必ず腫瘍マーカー値が高くなるということではなく、高値にならないタイプのがんもあります。
また別の病気や喫煙などで高値になることもあります。
従って腫瘍マーカーをチェックしていれば、乳がんの転移や再発を見つけられる、というわけではありません。
腫瘍マーカーには様々な種類があり、乳がんではCA15-3 , CEA , NCC-ST-439などがあります。
4種類までの測定が保険の適応となっています。
“患者さんのための乳がん診療ガイドライン 2009年版” 日本乳癌学会編
金原出版株式会社 より抜粋引用
急に乳がんの病名を告げられる。
つらい瞬間ですよね。
できるだけゆっくりお話して治療の方向性まで御一緒に見つけることができるように、
たっぷりとした時間が必要です。
でもたっぷりお時間をいただくと、夜が更けていってしまいます。
気がつけばこの時間です。
周りの先生方はとっくにお帰りになっていらっしゃって、
すでに廊下の電気も消され、
今は闇の中で私のブースが一つだけ寂しく蛍光灯がついています。
「今日のお話でご不安にさせてしまわなかったかな?」
「何かつらいことに気づかずに自分のペースでお話してしまわなかったかな?」
「今おうちに戻られて涙を流していらっしゃらないかな?」
一人で反省したり考えたりする大切な時間です。
皆さまも一人で悩んだり、考え込んだりしてしまうのですものね。
私もそっと一人で皆さまの心のなかの様子を思い描きながら、
どうしたら皆さまが元気になれるか、
考えています。
明日は節分だね。
嫌なこと、つらいこと、全部含めて「鬼は外!」しようね!
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