文句ばかり言っていないで、とにかく出来ることはやってみよう。
―本当にトラスツズマブはHER2陰性乳がんに効果がないか。
早期乳がんにおける術後療法におけるトラスツズマブの有用性は、
5つのランダム比較試験において証明された。
NSABP B31とN-9831の合同解析では、
52%の有意な再発のリスクの減少と、
33%の有意な死亡のリスクの減少を認めた。
NSABP B31において、
HER2陽性乳がんとしてトラスツズマブ治療を受けた症例を、
中央化解析によって再測定した結果、
HER2陰性の症例においても、
トラスツズマブの効果が認められた。
このことは、
トラスツズマブの効果予測は、
従来のIHC3+またはFISH陽性だけではない可能性を示唆している。
原発巣がHER2陰性であっても、
末梢血に存在するcirculating tumor cell(CTC)に
HER2が発現する。
トラスツズマブは、
HER2陽性CTCに効果を発揮して、
再発転移を抑制しているのかもしれない。
NSABPでは、
前向きにHER2弱陽性患者に対して、
トラスツズマブの前向き試験を開始している。
“これからの乳癌診療 2009-2010“ 監修:園尾博司先生 金原出版より抜粋引用
そもそも、
「この治療は効かない!」
なんて決めつける必要がないということです。
あらゆる治療方法を試してもいいじゃないですか。
ただし保険診療は不可能になる場合があります。
例えば、
HER2 陰性の患者様にトラスツズマブを投与することは、
認められていません。
エビデンスにがんじがらめになって、
自由度があまりない世の中になってしまいました。
でも、自由はやっぱり欲しいね。
あれだめ!
これだめ!
って言われるとついついやりたくなっちゃうしね?
でもそこで我慢できるのが大人であり、
がまんできないのも大人なんだよね。
ってクリックをお願いできますか?
より多くの方に乳がんについて知って欲しいからこちらもクリックお願いできますか。
→